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ファミマ、店長支援AI「レイチェル」「アキラ」が音声でマニュアル検索対応

ファミリーマートは、店舗運営に必要な情報、売場作りのポイントなど、店長が必要とする最適な情報を提供する人型AIアシスタント(名称:レイチェル/アキラ)を約7,000店舗(7月末時点)に導入。店長業務のサポートを行なっている。

人型AIアシスタントに生成AIを搭載し、コミュニケーション機能をさらに向上させ、業務マニュアルの音声検索を可能にした。レジ操作やストアスタッフ育成、緊急時における対応方法など、人型AIアシスタントを活用することで円滑な店舗運営に繋げていく。

人型AIアシスタントは、2023年1月から導入を開始。クーガーの自然言語技術、ゲームAI技術、膨大なデータを迅速に処理する検索技術などを活用し、店舗運営に必要な情報を素早く提供し店長業務をサポートするとともに、スーパーバイザー(SV)による店舗指導と合わせ店舗運営力の向上に繋げているという。

従来、店舗運営に関する業務マニュアルは、レジ操作やサービス商材の受付、ストアスタッフの育成、各機器の操作、労務管理、緊急時の対応などが整備され、必要に応じて店舗事務所に設置されたストアコントローラーで検索していた。しかし、店舗責任者が不在時などの場合、電話などを通じて店舗責任者やSVへ問い合わせを行なっていた。

人型AIアシスタントに生成AIを搭載することにより、各業務マニュアルを音声検索できるようになり、店舗オペレーションの負担軽減が可能になる。

また、これまで割引やクーポン企画などの販売実績は、過去に同様の施策が実施されていた場合、SVが実施期間の販売実績を抽出していたが、生成AIの搭載により、人型AIアシスタントで割引やクーポン企画など過去の類似施策ごとに販売実績を確認できるようになる。これにより施策内容や過去の販売実績に応じた販売計画、売場づくりへの反映が可能になった。