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イープラスがソニーミュージックの連結子会社に 業態変革

イープラスは31日、資本構成見直しに伴い、ソニー・ミュージックエンタテインメント(SME)の連結子会社となった。クレディセゾンが保有するイープラス株式の一部をSMEに譲渡し、SMEがイープラス株式を51%保有する。

イープラスは、クレディセゾンとソニーグループを中心に出資を行ない1999年に設立。チケット販売サイト「イープラス」を運営し、会員数は2,200万人を超えている。

今回、チケット事業の環境変化に伴い競争が激化する中、イープラスをチケット販売にとどまらない総合ライブエンタテイメント企業としての業態変革に挑戦するため、両社で協議を重ねた結果、SMEの連結子会社となった。

資本構成の見直しに伴い、イープラスはSMEが持つコンテンツ・ソリューション・テクノロジー等の資産を活用。アーティストなどのIPの収益を最大化する取組を強化すると同時に、独自のライブやイベントを国内外の企業と協業・共催し、アジア圏を含めたライブエンタテインメント市場の拡大を図っていく。

これにより、SMEはエンタテインメントビジネスの発展に向けてイープラスとの連携を促進。クレディセゾンは、エンタテインメント領域においても多様な資本関係を構築し、セゾンカード会員へのサービス拡充を通じて、「金融をコアとしたグローバルな総合生活サービスグループへの転換」という中期経営ビジョンの実現を推進する。