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ミニストップ、無人オフィスコンビニにウォークスルー型
2024年7月29日 14:29
ミニストップは、手に取った商品をそのまま持ち帰れるレジレスでウォークスルー型店舗の運営実証を実施する。対象店舗は東京都江東区のミニストップポケット サンイースト辰巳店。実施期間は7月29日～12月23日。
実証店舗のベースになっている「ミニストップポケット」は、オフィスや工場といった職域施設内に設置される小型のオフィスコンビニ。
取り組みの目的は、レジレスでウォークスルー型の店舗を構築して、購買体験の向上や運営効率化を図り、新たなロケーションでの店舗展開の実現を目指すというもの。運営実証はミニストップのほかNTT東日本、テルウェル東日本、セキュアの4社による取り組みとなる。
店舗のスマート化ソリューションは、テルウェル東日本とセキュアが共同提供するウォークスルー型無人店舗ソリューション「スマートア(SMARTORE)ウォークスルータイプ＜仮称＞」を採用。同ソリューションは商用化前となっており、運営実証によって課題の分析・検討を行なう。
店舗の利用にあたっては、あらかじめ専用アプリをダウンロードし、クレジットカードなど決済関連の情報を登録しておく。来店時にはアプリのQRコードをかざしてゲートを通過し入店、商品を手にとってそのまま退店すると、決済情報がアプリに届く。
スマートアのウォークスルー型を採用することで、素早く購入したいリピート客や混雑時への対応が容易になるとしている。またオペレーションの負担を軽減するシステム設計により運営効率化を実現する。レジレスによってスペースの有効活用も可能。
重量センサーではなく、AIを活用したカメラの映像取得のみで購買を検知。このため棚などは既存の什器をそのまま転用でき、導入時の初期コストを抑えられるのも特徴とする。
実証期間中は「ミニストップポケット」で取り扱うおにぎりやお菓子・デザート類の商品を実証店舗でも販売し、段階的に商品を500種類まで拡大する。JR東日本などによる店舗展開のノウハウもミニストップに提供され、レジレス・ウォークスルー型店舗の実店舗展開に必要なノウハウの確立を目指す。
ミニストップでは今後、全国でオフィスコンビニとして提案している「ミニストップポケット」に、ウォークスルー型店舗を導入していく方針。