多摩モノレール延伸　東大和市～武蔵村山市～瑞穂町で30年代半ば開業

多摩都市モノレール株式会社は、多摩都市モノレール延伸の軌道事業特許を、7月23日付けで国土交通大臣に申請した。東大和市の「上北台駅」から西多摩郡瑞穂町の「箱根ケ崎駅」までの延伸を計画しており、2030年代半ばの開業を目指す。

申請した延伸区間は、既存開業終点駅のある東大和市から武蔵村山市を経由し、JR箱根ケ崎駅のある西多摩郡瑞穂町に至る延長約7km。都市計画手続等が並行して行なわれている。

延伸は、東京都の「『未来の東京』戦略 version up 2024」に掲げる「都心・多摩の鉄道ネットワークの強化」の一環として位置づけられており、開業に向けては東京都と連携する。

モノレール施設の建設は、インフラ部を東京都が、インフラ外部を多摩都市モノレール社が施行することを基本としている。インフラ部とは支柱、桁、駅舎等の骨格を形成する構造部分等、インフラ外部とは車両、電車線、券売機等の運行・経営に必要となる部分等。

線路の起点は東京都東大和市上北台一丁目5番2、終点は東京都西多摩郡瑞穂町大字箱根ケ崎字狭山253番3。建設費はインフラ外部が約358億円(税別)で、別途インフラ部として約900億円(税込)を予定。総額は約1,290億円(税込)となる。

新駅の駅名については、特許取得以降に検討を開始する。