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引退した路線バスを改造したサウナ「サバス」2号車は東急バス

リバースは、移動型サウナバス「サバス」2号車の運行を、東急不動産と東急リゾーツ&ステイの関連リゾート施設で開始する。

引退した路線バスを改造した移動型サウナバス「サバス」の2号車。2022年に完成した1号車は兵庫県の神姫バスを改造したもので、2号車は東急バスで長年運行していた路線バスを改造した。2つのサウナスペースを用意し、街中を走ってきた雰囲気は残しながら、サバス1号と異なるサウナ体験ができる空間を目指した。

メインとなるサウナ室はバスの「サロン席」をモチーフにし、コの字型の座席配置により利用者が会話をしながら窓からの景色を楽しめる。中央のテーブルでは、サウナ室に使用した木材の端材で作られた積み木ゲームで遊ぶことも可能。

バスの「サロン席」をモチーフにしたメインのサウナ室

もう一つのサウナ室は、定員2名程の個室感覚で入れる「優先席」サウナで、1人利用時には寝転がることもできる。イベント時には、植物の枝葉を使ったヨーロッパのサウナ文化「ウィスキング」も可能。

「優先席」サウナ

サウナ室を温めるために用いる薪として、東急不動産と東急リゾーツ&ステイが運営する東急リゾートタウン蓼科内で生産された間伐材を一部利用していく。薪の燃焼によって発生するCO2と、樹木の成長過程で吸収したCO2とオフセットすることで、カーボンニュートラルな運用を実現する。

サバス2号の運行は、群馬県沼田市の「たんばらラベンダーパーク」での運行を皮切りに、東急不動産と東急リゾーツ&ステイが運営する全国のリゾート施設で「蒸車」キャラバンを行なう予定。各リゾート地での運行を通じて、リバースは今まで運行頻度が少なかった関東圏において新たな顧客獲得を、東急不動産は、関連リゾート施設等における集客と顧客満足度の向上、地域の活性化を目指す。

たんばらラベンダーパークでの利用期間は8月3日~18日。各回1時間30分で、事前予約制。参加料は1人あたり3,000円~。