スタバと霧島酒造がコラボ施設　カフェ＋ショップ＋植物園

施設外観イメージ

スターバックス コーヒー ジャパンと霧島酒造は共同で、宮崎県都城市の霧島酒造本社増設工場北側の敷地内に、初のコラボレーション施設をオープンする。名称は未定。着工は2024年秋、オープン時期は2026年春を予定している。

施設は、スターバックスのドライブスルーを併設した店舗、霧島酒造の直営ショップ、植物園で構成。スターバックス店舗とショップからガラス越しに植物園を見ることができ、植物を眺めながらコーヒーや買い物を楽しめる開放的な空間を作る。

立地は都城市を代表する霧島山や沖水川を見渡せる場所で、屋外ではこれらの景色を望める屋上庭園や芝生のエリアを設ける。

施設全体イメージ

施設では環境に配慮した活動にも取り組んでおり、霧島酒造は、植物園の中で焼酎を製造する過程で発生する「蒸留温排水」の温熱を冬場の暖房として活用。施設で利用する電力は、焼酎粕や芋くずから生成したバイオガスを電気に変換してつくられる霧島酒造の再生可能エネルギー「サツマイモ発電100%」での運用を計画している。

所在地は宮崎県都城市下川東4丁目。敷地面積4,685m2、建物は1階建て。

建設予定地

これまで両社は、地域社会や自然環境について意見交換をしており、お互いが取り組む地域や環境に配慮した活動に共感し、今回のコラボレーションに至ったという。施設では地元の人を始め、多くの人に憩いの場を提供するとともに、両社の強みを重ね合わせた価値を生み出すとしている。