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傾けてもゆっくりとしか出てこない「ゆっくりビアグラス」

傾けてもゆっくりとしか出てこない「ゆっくりビアグラス」

クラフトビールを手掛けるヤッホーブルーイングは、ビールが少しずつしか流れてこない“飲みづらい”グラス「ゆっくりビアグラス」を開発した。都内の一部ビアレストランやビアバーにて期間限定で、ビールをこのグラスで提供する。また公式オンラインストアでは限定10個を抽選で販売する。

「ゆっくりビアグラス」

ビールの飲酒量が増える夏本番を前に、「ゆっくりビアグラス」を通じて“お酒をゆっくり飲む”という飲み方を提案するもの。

厚生労働省は2月に「飲酒ガイドライン」を公表しているが、認知度は2割程度に留まるという。また適正飲酒に関する調査では、お酒の飲み過ぎの経験は半数近くに上り、その理由には「飲むペース」が挙げられることが多い。一方、ゆっくり飲むことが適正飲酒に効果的とも認識されているという。

「ゆっくりビアグラス」は砂時計をモチーフにした形が特徴で、350ml缶1本分を注ぐことが可能。くびれ部分で流れ出るビールの量が制限され、ゆっくりと飲むことができる。

試作段階ではくびれ部分をミリ単位で調整した6種類の試作グラスで飲み比べが行なわれ、香り・味わいに加えて「理想の飲みづらさ」が追求されたという。グラスの上部はワイングラスのように湾曲した構造で、ビールの香りを楽しむことが可能。

6種類の試作グラス

東京・新橋にある公式ビアレストラン「YONA YONA BEER WORKS 新虎通り店」では、7月16日~8月16日の1カ月間限定で、「ゆっくりビアグラス」での提供を行なう。提供メニューは「ゆっくりビアグラス&よなよなエール(350ml缶)セット」で、880円。事前予約は不要。同店の所在地は東京都港区新橋4-1-1新虎通りCORE 2F。

東京・新橋の「YONA YONA BEER WORKS 新虎通り店」

東京・中野の南口、レンガ坂にあるビアバー「麦酒大学」でも、7月28日~8月3日の期間に「ゆっくりビアグラス」での提供を行なう。所在地は東京都中野区中野3-34-23 辻ビル 2F。

東京・中野の「麦酒大学」

このほか、公式通販サイト「よなよなの里」では、「ゆっくりビアグラス」限定10個を抽選で販売する。価格は9,800円。抽選の応募期間は8月16日まで。当選発表は8月20日以降。出荷は9月上旬以降。