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ハロサイ「電動サイクル」、大阪・泉北ニュータウンで開始

OpenStreetは、シェアサイクルプラットフォーム「HELLO CYCLING」において、フル電動でペダルを漕ぐ必要が無い「電動サイクル」のシェアリングサービス実証事業を、大阪府堺市の泉北ニュータウン地域で2024年7月16日から2026年3月31日まで実施する。「電動サイクル」の導入は、千葉県千葉市、埼玉県さいたま市に次ぐ3エリア目で、西日本では初。

堺市とは2020年3月に連携協定を締結し、「HELLO CYCLING」を導入済み。シティサイクルタイプの電動アシスト自転車が使えるステーションを市役所や公園、駅付近の公有地を中心に設置しており、設置数は170カ所を超えている。

泉北ニュータウン地域に設置している電動アシスト自転車が利用できる既存のステーション12カ所にラックを増設し電動サイクルに対応させる他、新たに公園や公共施設に6カ所のステーションを設置し、計18カ所のステーションに電動サイクル50台を導入する。これにより、電動アシスト自転車に加え電動サイクルが利用できるようになる。利用料金は15分200円、12時間最大4,000円。

泉北ニュータウン地域は、地形に高低差があり、シニアも多く生活している地域。駅を起終点とする路線バスも充実している同エリアの新しい移動の選択肢として、多世代が快適に自立移動できる環境の構築を目指す。

同社は、1月30日から、特定小型原動機付自転車(特定小型原付)に対応した、フル電動でペダルを漕ぐ必要がなく、自転車のように座って走行できる「電動サイクル」のシェアリングサービスを開始。着座式で重心が低く、座席に体重を預けられる安定感があり、自転車と同じ操作感で乗車できるのが特徴。

現在は千葉市、さいたま市に電動サイクルに対応したステーションが150カ所以上あり、約200台が稼働中。2023年7月1日の法改正以後、電動キックボードの違反・事故が増加傾向にある中、電動サイクルはサービス開始以降、交通違反の検挙と交通事故は発生していないとしている。