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PayPayを悪用した詐欺に注意 「人の指示で設定変更」は危険

詐欺の被害を最小限に抑えるためには「利用可能額の設定」も有効

PayPayでは、セキュリティに関する取り組みの一環として、PayPayを悪用した詐欺行為などの事例に関して定期的に告知している。今回、返金を騙った詐欺や外出先での携帯電話の紛失・盗難の事例を挙げている。

ショッピングサイトでの詐欺行為の例として、ショッピングサイトで商品購入後、在庫が無いため「PayPayで返金します」と称してPayPay残高を騙し取る、商品を再購入させるといった手口が確認されているという。

相手側からの連絡方法では、電話以外にSNSを利用したり、スマートフォンの「画面共有」から被害者の支払いQRコードを表示させたり、ログイン情報などを取得しようとする行為もある。

初めて利用するショッピングサイトで購入後、相手側から返金等の連絡があった際は特に注意が必要で、相手側からの指示でPayPayの設定を変更したり、残高を送る、決済をするといったことをしないよう呼び掛けている。

PayPayでは、「利用可能額の設定」により、設定した利用可能額に達した場合に支払いが実施されないようにできる。トラブルにあってしまった時のために、こういった設定も有効としている。

また、外出の機会が増える夏のレジャーシーズンには、外出先での携帯電話の紛失や盗難にも注意する必要がある。紛失してしまったり、盗難にあった際に備えて、PayPayアプリの「端末認証の設定」にて、認証機能(顔認証、指紋認証、パスコードなど)でログインする設定にすることで、スマートフォンの画面ロックと併せて、強固な対策になるとしている。

端末認証の設定方法

なおスマートフォンの紛失や盗難が発生しやすい場所として、レジャー施設、旅行先、電車内の座席、駅のベンチ、飲食店を挙げている。