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北海道ボールパーク隣接地の新駅着手・デザイン決定 JR千歳線

新駅イメージ

北広島市とJR北海道は、北海道ボールパークFビレッジ隣接地に千歳線新駅を設置する工事に着手すると発表した。場所は千歳線 上野幌駅・北広島駅間で、エスコンフィールドHOKKAIDOから約300m、徒歩約4分の位置に設置される。開業は2028年夏頃を目途としている。

北海道ボールパークFビレッジへの利便性向上と、Fビレッジおよび周辺エリア一体の価値魅力向上を目的とする事業。所在地は北広島市共栄で、札幌駅からの距離は約20km。

新駅位置図

ホームは相対式2面4線で6両対応。駅舎は3階建で、改札は3階に設置する。改札口前には大屋根を備えた歩行者用デッキを市による整備で設置する。

駅舎デザインはJR北海道で素案を作成し、市との協議により決定。コンセプトは“「幕開けの駅」~北海道ボールパークFビレッジの始まりの場所となる駅舎~”で、北海道ボールパークFビレッジの始まりとなる「玄関口」を表現した「大門」と、訪れた来訪者を温かく迎え入れる「小門」をデザインしている。

内観は、ライン照明を用いて温かみある門をつくることで「灯」が中へと温かく「いざなう」空間とし、来訪者が「灯」のゲートをくぐることで、北海道ボールパークFビレッジへ向かう高揚感やワクワク感を演出する。

改札空間は北広島市の木であるカエデの木を用いて構成。そのほか、球場のエントランスにも使用されている赤レンガを駅舎の内壁に用いることで、北海道ボールパークFビレッジの始まりの場所を強調する。

協定工事費は約80億円で、北広島駅構内線路新設、設計費、用地取得費等を含めた総工事費は約90億円。

着工は工事施行協定書の締結後、準備期間を経て秋頃を予定。開業時期は、建設資材・機器の調達遅れ等により工事が予定通りに進まない場合が想定されることから、今後、JR北海道が工事の進捗に併せて決定し、発表する。