ニュース

札幌・大通駅直結の19階建て複合ビル PIVOT跡地

ダイビルは、2023年5月末に閉館したダイビル PIVOT跡地に新ビルを建設する「札幌ダイビル再開発プロジェクト」の新築工事着工を発表した。商業・オフィス・ホテルの19階建て複合施設「札幌ダイビル」が建設される。竣工は2027年1月末予定。

所在地は北海道札幌市中央区南2条西4丁目で、札幌のメインストリートである駅前通りに面し、地下街に直結する立地。アクセスは札幌市営地下鉄 大通駅から地下直結で徒歩2分、札幌市電 西4丁目停留所から徒歩1分。

規模は、敷地面積3,143m2、延床面積約42,000m2、地上19階、地下2階。低層階に商業、中層階にオフィス、高層階にホテルを設置する。

低層階の商業は、駅前通り沿いのメゾネット区画、B2階区画、北側中通り(通称OYOYO通り)沿い区画の、3つの異なる特徴を持つ店舗で構成。メゾネット区画はブランドの顔出しによって街並みを彩る路面店舗、B2階区画は日常動線のエスカレーターを設けた地下広場へ開いた店舗、北側中通り沿い区画は小規模区画を集積させた高密度な賑わい空間を創出し、街に開かれた商業施設とする。

オフィスフロアは3階から8階で、駅前通り・南2条通り・中通りに大きく開いた整形な空間とし、設備スペースをコア側に集約。十分な奥行を確保しつつ、小割区画に対応しやすい設計とする。

ホテルは、ラグジュアリーブティックホテル「TRUNK(HOTEL)」(トランクホテル)が開業予定。トランクホテルは2017年に東京・神宮前に1店舗目、2023年9月に東京・代々木公園に2店舗目がオープンしており、北海道での展開は初となる。

計画のコンセプトとして「つながりを創出し、伝播させていく」を掲げ、商業・オフィス・ホテルの多様な人の営みが連携する、札幌の街に新しい風を吹き込むランドマークビルとなることを目指す。外装では3用途の多様性を、異なる表情のデザインの組み合わせにより表現し、周辺で進められている再開発との差別化を図る。