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1周年のThreads Metaが目指すフレンドリーなSNS

Metaは9日、テキスト共有アプリ「Threads」の1周年の報告とともにアジアパシフィック地域向けの説明会を開催。日本での使われ方やユーザー状況について説明した。

Threadsは、7月3日に1周年を迎え、月間アクティブユーザーが1億7,500万人を超えたことを発表している。写真や動画ベースのInstagramとは異なるテキストベースのフレンドリーなSNSを指向し、多くのユーザーが興味や考えを共有している。

Metaの調査では、Threadsの投稿のうち、写真付きは4件に1件となっており、写真も使われている。

Meta Threads プロダクト担当 Vice Presidentのエミリー・ダルトン・スミス氏によれば、日本のユーザーは、「画像利用が多く、タグ付けにも熱心」という。またカルーセル(画像を横にスライドして表示)を使った投稿など、画像の使い方に特徴があるという。

台湾では、「引用」が多いなど国や地域によって使われ方に違いはあるが、「コミュニケーション」にアクティブに使われているという。また、フレンドリーな空間を維持するため、アニメーションGIFやアンケート、リプライ可能なユーザーの制限などの機能を有している。

フレンドリーな空間を指向

この1年で、トピックのタグ付けやWebブラウザからの投稿などでユーザー拡大を図ったほか、Mastodonなど他のサービスとも連携する「フェディバース」に対応した。

Webからの投稿にも対応

ユーザー層は、Instagramアカウントを使うこともあり、Instagramに近く、「今起きていることにワクワクしている、20代~30代」が多いという。

なお、Threadsは「政治に関するコンテンツを積極的にはおすすめに表示しない」という方針で運営されている。ユーザーをフォローをしていれば、政治的な投稿も見られるが、「おすすめ」に積極的に表示することはない。例えばスポーツなどでも政治を伴う場合もあるため、そうした投稿がおすすめにでることもあるが、政治的なコンテンツは積極的に推薦しない仕組みとなる。

また、フェイクニュースや誤情報対策については、パーソナライズ、コミュニティ基準などを活用し、個別に対応。ユーザーが表示ワードやリプライするユーザーなどを選べるなど、ユーザーごとのテーラーメイドでの対応を強化している。