国交省、全国都市計画のGISデータを統一フォーマットで公開

国土交通省は、都市計画GISデータのダウンロードサイトの運用を開始した。まちづくりDX推進の一環として、全国の地方自治体で決定された都市計画のGISデータを収集し、統一されたフォーマットでGISデータをダウンロードできるサイト。利用は無料。

都市計画は地方自治体により決定され、これまで自治体ごとにさまざまな方法で公開されてきた。今回の取り組みは、国土交通省において各地方自治体で所有しているGISデータ(緯度経度等の位置情報を持ったデータ)を集約し、統一されたフォーマット(Shape形式/CityGML形式)で一元的に公開することで、より活用しやすい環境を整備したもの。

公開データは、都市計画区域、用途地域、都市計画道路など多種多様な都市計画のGISデータ。これにより、都市計画の内容を幅広く知ってもらうと共に、さまざまなデータと組み合わせや分析が容易になり、行政やまちづくり分野など幅広い分野に生かすことができるとしている。

なお、不動産・建設経済局が提供している「国土数値情報」や「不動産情報ライブラリ」でも、一部の都市計画情報が公開されているが、それらについても今後、今回公開するデータを反映させていく予定。