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DJI、eバイクに参入 最大出力850W・重量19.2kg

DJIのeMTB「Amflow PL」

DJIは、電動マウンテンバイク(eMTB)の走行体験を再定義するとする同社初の電動バイクドライブシステム「Avinox Drive System」と、同システムを搭載する最大出力850W、重量19.2kgのeMTB「Amflow PL」を発表した。

ドローンやアクションカメラなどで高いシェアを誇るDJIが電動マウンテンバイクに参入する。「Avinox Drive System」は重量2.52kgで105N・mのトルクを発揮するコンパクトな高トルクドライブユニット。革新的な複合遊星歯車列と高性能ポリマー製ギアにより、サイズ、重量、出力の優れたバランスを達成しながら、静かな乗り心地を実現するとしている。

DJIのスマートアシスト アルゴリズムを採用しており、マルチセンサーフュージョンを活用。走行抵抗に基づいて継続的にアシスト走行を自動調整する。

アシストモードは、標準装備の4つのモード(自動、エコ、トレイル、ターボ)から選択できる。さらに、ブーストモードを有効にして、必要に応じてパワーを急上昇させることも可能。

幅広い適応性と長距離走行に対応するよう設計された自動モードは、マルチセンサーフュージョンにより、走行抵抗に基づいて継続的にアシスト走行を自動調整。Avinoxアプリを使用して、アシストレベルやパラメーターをさらにカスタマイズし、自分に合った乗り心地を実現することもできる。

バッテリーは600Whと800Whの2種。GaN急速充電技術を採用した800Whバッテリーは、1.5時間で0%から75%まで充電可能。

システムのインタラクティブハブとして機能する2型OLEDフルカラー制御画面を装備。Avinoxアプリでスマートフォンに接続し、バイクのセキュリティ機能、データの記録と共有、アシストパラメーターの調整、リアルタイムのバイク状態チェックなど、さまざまなスマート機能にアクセスできる。また、Bluetooth接続対応のデュアル遠隔操作ユニットも搭載しており、利便性の向上とすっきりとしたハンドルバー構成を実現する。

Avinox Drive Systemを初搭載したeMTB「Amflow PL」(日本未発売)も発表。19.2kgの軽量ボディで、ピークパワー850W(通常時250W)の強力な出力を発揮する。