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渋谷サクラステージ、商業エリア37テナントが7月25日オープン

渋谷サクラステージ

「Shibuya Sakura Stage(渋谷サクラステージ)」において7月25日に、商業エリアのショップおよびレストラン37テナントがオープンするほか、起業支援施設・国際医療施設がオープンする。また7月21日にJR渋谷駅 新南改札の使用開始に加えて、国道246号を西口方向へ通行するための西口地下歩道が開通し、複層での歩行者ネットワークが完成する。

7月25日にオープンするのは、地下2階から地上5階に出店する37テナント。このうちSHIBUYAサイド4階を「サクヨン」として、カルチャーとフードが交わる、新たな繋がりが生まれる場を目指す。

サクヨンでは、渋谷エリア最大級となる「TSUTAYA BOOKSTORE」、渋谷で4店舗目となるシェアオフィス・ラウンジ「SHARE LOUNGE」、カルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC)の新しいアートコミュニティスペース「re-search」、インディークリエイターのためのクリエイション拠点「404 Not Found」、桜丘の新たな“商店街”を表現したフードホール「FOOD MET(フードメット)」を展開する。

re-search
404 Not Found

フードメットは「SHIBUYA SAKURAGAOKA BEER HALL」「404 Kitchen」「渋谷 By STREET」の3つのエリア、全17店で構成される。

フードメット

SHIBUYA SAKURAGAOKA BEER HALLはフードメットの中で最大面積となる、クラフトビールとクイックミールを楽しめるエリア。8つの店舗を1つのレストランとして捉え、桜丘エリアに根付く食を通じて、新たな繋がりが生まれる場として企画した。そのほか、「ビールづくりは街づくり」をコンセプトとした「SHIBUYA BREWERY」が開業。施設内で醸造するポップでユニークな渋谷ならではの地ビールづくりを目指す。

店舗は、表参道のミシュラン一つ星「LATURE」の室田シェフがピザに挑戦する新業態「Ciel Pizza」、学芸大学・自由が丘の人気店「スタンドバインミー」が展開する国産生米麺フォーとスパイスカレーの新ブランド「Stand Phở You」、唐揚げと日本スタイルのお酒が楽しめるビストロスタイルの「プレフリトーキョー」などが出店する。

SHIBUYA SAKURAGAOKA BEER HALLではモバイルオーダーを導入し、全8店舗の食事のテイクアウトオーダーが可能。ディナータイム時には席からのモバイルオーダーでホール内全店舗の食事を楽しめる。

404 Kitchenは、新しい食の可能性を模索するラボ要素を取り入れたPOP UPレストランが出店する、これまで店舗を持っていなかった個人やスタートアップ店舗を応援するエリア。404 Not Foundの一角に設置される。

フードブログ「メシクエ LV34」を主宰するフードプロデューサー 成沢理恵氏がキュレーションした日本全国からの出店企画や、常設店舗をもたないここでしか味わえないシェフの逸品など、専門店のPOP UPなどを展開する。

また、1年限定のPOP UP店舗として、渋谷・広尾のミシュラン一つ星「熟成鮨 万」の白山大将が実現したかった、1品から頼めるアラカルトの鮨屋が出店。若手職人のチャレンジを応援する。

渋⾕ By STREETは、路面店のように店舗が並ぶエリア。大人の酒場、カジュアル寿司、ライブキッチン型鉄板ステーキ専門店、メキシカン等、6つの飲食店が出店する。

3階は、日本のコンテンツ・ポップカルチャーをリアルとデジタルの両面から世界に発信するフロア。ショップに加え、イベントスペース「BLOOM GATE」と「にぎわい STAGE」の特徴的なデジタル演出およびAR等のデジタル技術を体験するスペースで構成されている。カネボウ化粧品の「KATE」ブランドの初のグローバル旗艦店や、サンリオのPOP UP型ショップなどが出店する。

KATE TOKYO 渋谷サクラステージ店

地下2階から地上2階および5階は、渋谷で働く・遊ぶ・暮らす人に向けた店舗を中心に構成。2階にはカルディコーヒーファームを展開するキャメル珈琲が手掛ける新業態や、CCCが企画に携わる食をベースとした地域応援・生産者支援を行なう「CHEEAT TOKYO(チート トウキョウ)」、弁当・惣菜・生鮮食品・冷凍食品等を取り扱う「東急ストア」が出店する。

CHEEAT TOKYO

地下2階にはマクドナルド、地下1階にはビューティサロンと韓国料理店、1階にはバー、カフェバー、ラーメン店、5階にはタリーズコーヒーが出店する。

渋谷駅の新南改札が7月21日に使用開始

7月21日に、JR渋谷駅の新南改札が渋谷サクラステージと渋谷ストリームの間に位置する新駅舎に移転され、使用開始となる。新南改札の移転により、山手線・埼京線の両ホームへ直接アクセスが可能となるほか、桜丘エリアの課題であった「まちの分断」の解消が期待できるとしている。

渋谷サクラステージは JR渋谷駅の新南改札との隣接に加えて、デッキや都市計画道路を通じて2階と1階の各階層で鉄道駅をはじめとする主要施設と接続している。また、地下2階では国道246号を南北へ横断するための西口地下歩道も7月21日に開通する。なお、今回の西口地下歩道の開通と同時に、周辺街区整備により現在の歩行者動線が一定期間通行止めとなる。

SHIBUYA タワー7階に起業支援施設・国際医療施設

渋谷サクラステージ SHIBUYA タワー7階には、起業支援施設・国際医療施設が7月25日に開業する。ワーカーのウェルビーイングを支えるフロアになるとしている。

国際医療施設「SHIBUYA ウェルセンター」イメージ

起業支援施設として会員制シェアオフィス「ビジネスエアポート 渋谷サクラステージ」を展開。「Be in Shape-健康的でいる」を空間コンセプトに、健康に配慮した家具の選定など、ワーカーに優しい空間を提供するとしている。

また、渋谷サクラステージに入居するスタートアップ企業等と大学機関(應義塾大学大学院メディアデザイン研究科、電子学園iU情報経営イノベーション専門職大学)との産学交流・連携の取り組みを実施し、先端技術や知識と、渋谷発のクリエイティブやコンテンツとを結びつける。

「ビジネスエアポ―ト 渋谷サクラステージ」イメージ

国際医療施設については、ウェルビーイングを支える「SHIBUYA ウェルセンター」を設置。翻訳機器などを利用した外国人対応も可能なクリニック「to clinic shibuya」や、ウェルビーイングをテーマとしたワーカーズラウンジ「タワーのアワー」を展開し、企業や大学機関と協業したイベントなどを通して、ワーカーが心や体に向き合う機会を提供するとしている。to clinic shibuyaの診療内容は内科、泌尿器科、皮膚科など。

「to clinic shibuya」レセプションイメージ