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高輪ゲートシティ直結、2000名収容のホール「LINKPILLAR Hall」
2024年7月1日 16:20
JR東日本、JR東日本ビルディング、コングレは、2025年3月まちびらき予定の「TAKANAWA GATEWAY CITY」に開業する次世代MICE施設「TAKANAWA GATEWAY Convention Center」の予約受付を開始した。
複数の会議室、多目的ホールを備えるMICE(Meeting,Incentive Travel,Convention,Exhibition/Event)施設。高輪ゲートウェイ駅に直結し、駅直結としては都心最大級である約2,000名収容可能な「LINKPILLAR Hall」を中心に、国内の学会、国際コンベンション、見本市、株主総会など、様々なニーズに対応する。
地下2階と地下1階のコンベンションフロア、地上6階のカンファレンスフロアで構成。
LINKPILLAR Hallは地下2階のコンベンションフロアに位置し、総面積は1,640m2で、A・B・Cに分割して利用することも可能。高解像度プロジェクターと300インチの大規模スクリーンからなる映像設備、Web配信や会場間での映像・音声のリアルタイム伝送に使用できる各種通信インフラを備える。リアル会議・ハイブリッド会議のどちらでもグローバルな情報交流を実現する。
内装には、プロフィリットガラスと杉材ルーバーをダイナミックに使用。品川湊の光のゆらぎを表現したデザインで、洗練された居心地の良い環境を提供する。スムーズな搬出入を可能にする専用荷捌き所も特徴としている。控室は4室用意。
6階のカンファレンスフロアは、中規模ホール3室、控室に利用できる小部屋など、バラエティに富んだサイズの会場を1フロアに備える。各ホールは2分割して利用することもでき、株主総会、製品発表会、決算説明会などの各種ビジネスイベントやセミナー、各種会議など、用途に合わせたフレキシブルな空間活用が可能。
駅前を見晴らせるガーデンテラスやカンファレンスロビーには、ワーキングスペースを整備。会議の合間のリフレッシュや、カジュアルなネットワーキング、集中作業など幅広いニーズに応える。
TAKANAWA GATEWAY CITYでは、同施設内だけではなく、街全体がMICEの会場となる「街ごと MICE」を展開する。高輪ゲートウェイ駅に面する、象徴的な約6,500m2の駅前広場や街中の広場を一部利用し、屋外イベントに活用可能。
また、駅とまちの一体開発の特徴を最大限に活かし、イベントや会議に合わせて駅・広場でのジャック広告の掲出も予定。来街者へのイベント告知や商品プロモーションなどのシーンで、ブランドの認知度向上や参加者の増加など、より大きな成果が期待できるとする。
TAKANAWA GATEWAY CITYが「100 年先の心豊かなくらしのための実験場」となる街を目指していることから、同施設においてはSDGsをはじめとした様々な社会課題の解決に寄与できるよう、サステナビリティや環境面での貢献施策を推進。
サステナビリティに関する取り組みでは、同施設を含む「THE LINKPILLAR 1」において、世界的に認められる環境認証「LEED」のLEED BD+C CS(バージョン 4)の予備認証をゴールドレベルで取得。エネルギー効率の高い設計、水資源の効率的な利用、材料の選定における環境負荷の低減などが取得要件に含まれている。
施設での食品残渣はエネルギーに再循環。同施設内で提供されるケータリングの食品残渣をTAKANAWA GATEWAY CITY内にある、東日本エリア初ビルイン型バイオガス設備を用いて再利用する予定。これにより、ゴミの減量や資源再利用を推進し、サーキュラーエコノミーの実現に向けて取り組む。
このほか、ペーパーレス会議の提案、MICE開催における環境に配慮した調達、省資源化など、サステナブルMICEにつながる取り組みを積極的に運営に取り入れていくとする。