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ChatGPT、Mac用アプリを全ユーザーに公開 新音声モードは延期

OpenAIは25日、Mac用のChatGPTデスクトップアプリを全ユーザーに提供開始した。キーボードショートカット(Option + Space)で、即座にChatGPTに質問できるほか、アプリ内で直接スクリーンショットを撮り、チャットできるようになる。

macOSからすぐにChatGPTに質問したり、画像をアップロードして画像の内容をテキストで教えてもらうといった使い方も可能。OSに統合されたChatGPTを利用できる。5月の発表以降、段階的に提供開始していたが、今回全てのMacユーザーが利用可能になった。

対応OSはmacOS 14以降で、Apple Silicon搭載Mac(M1以降)が推奨されている。なお、Windows版については、今年の後半の提供を予定している。

なおOpenAIは、応答速度が早く、人のように回答してくれる新たなVoice Mode(音声モード)の提供延期もXの投稿で発表した。5月のGPT-4o発表時に、「今後数週間で提供する」としていたが、当初目標としていた6月中のα版リリースを延期し、「もう1カ月が必要」としている。特定のコンテンツを検出して拒否するモデルの能力の改善などが必要なほか、リアルタイムのレスポンスを維持しながら数百万人規模に拡大するためのインフラの準備に時間がかかるためとしている。

今後、少人数のα版からスタートし、今秋には有料のPlusユーザー(月額20ドル)は全員がアクセス可能になる予定。また、新たなビデオと画面共有機能についても開発を進めている。