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スタバ、コーヒー豆かすリサイクル800店舗に たい肥として活用

スターバックス コーヒー ジャパンは、コーヒー抽出後の豆かすのリサイクルについて6月末より、現在実施している約600店舗に神奈川県を中心とした約200店舗を加え、全国1,917店舗のうち、計約800店舗へ拡大した。

スターバックスは2014年3月から、「コーヒー豆かすリサイクルループ」を開始。抽出後のコーヒー豆かすは国内で1店舗あたり、1日約12kg排出され、店舗から出る食品廃棄物の多くを占めることから、豆かすを資源として有効活用するために取り組んでいる。

リサイクルループは、豆かすを加工し、畑の土に混ぜるたい肥や牛のえさとなる飼料としてリサイクルし、育てられた野菜や牛のミルクの一部が、フードやドリンクとなってスターバックスの店舗に循環する仕組み。廃棄物削減の取り組みの一環として、現在計約250店舗を対象に実施している。

また約350店舗を対象に、リサイクルループとは別の形で、各店舗が地域やスターバックスが入居する施設とともに、様々な方法で豆かすリサイクルに取り組んでいる。

新たに追加となる約200店舗からは、回収した豆かすを酪農家へ有価で提供し、たい肥として活用されることで、乳生産に役立てられる。

今回の拡大により、スターバックス全体で年間約3,500トンの廃棄物削減を見込む。さらに、資源を利用するだけでなく、地球に還元する「リソースポジティブ」の実現に向けて、2030年までに国内全店舗でのリサイクルを目指す。スターバックスはグローバル全体で、「2030年までに廃棄物50%削減」を掲げており、豆かすリサイクルの拡大は目標達成への大きな一歩となるとしている。