ニュース
アドビAcrobat、「Firefly」搭載 AI画像編集に対応
2024年6月18日 12:34
アドビは、Adobe Acrobatに画像生成AI「Firefly」を初搭載した。また、Acrobat AI Assistantにも新機能を追加し、Microsoft Word、PowerPointなど複数のドキュメントを横断的に扱えるようになった。
Fireflyにより、アプリを起動したまま、ドキュメント内の画像に手を加えたり、生成AIを使って新規画像を生成することが可能。
Acrobatの「画像を編集」には、Fireflyを活用した「生成塗りつぶし」「背景の削除」「切り抜き」などとツールを用意。ドキュメントに含まれる画像コンテンツの追加、削除、再構成が行なえる。
「画像を生成」機能では、Adobe Firefly Image 3 Modelで生成した画像をPDFに追加可能。画像サイズやスタイルを調整し、ドキュメントの任意の場所に追加できる。
生成AI機能「Acrobat AI Assistant」の新機能では、複数のドキュメントを横断して知見を得ることが可能。選択したドキュメントから共通するテーマやトレンドを発見し、異なるソースからの情報を集約することで、迅速な考察から徹底的な調査までを可能にする。使用可能なドキュメントは、Word、PowerPoint、テキストファイルなど。
得られた情報は目的にあったコンテンツにフォーマットすることも可能で、例えば、「これらのドキュメントのキーポイントを電子メールに変換してください」と指示すれば、生成された文章をメールで送信し、簡単に共有できる。
また、議事録作成機能では、議事録をもとに主要トピック、重要ポイント、アクションアイテムを含む、会議の内容をすばやく把握できる生成サマリーを自動的に作成。会議参加者がすぐに状況を把握できるようにする。音声コマンドによる指示も可能。