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PDFを正確に要約してコピペ アドビ「Acrobat AI アシスタント」日本語対応へ

Acrobat AI Assistant(英語版)

アドビは13日、Adobe Acrobatの生成AI機能「Acrobat AI Assistant」の日本語版を開発中と発表した。提供開始時期や価格は未定。

Acrobat AI Assistantは、Acrobat ReaderとAcrobatのワークフローに統合された、生成AIベースの対話型エンジン。複数または長文のPDFなどのドキュメントから、要約やインサイトを生成し、ユーザーからの質問の回答を通じて、メールやレポート、プレゼンテーションなどの用途に応じた文章を共有できる。

PDFフォーマットは、契約書や確定申告、決算書など個人や組織の重要な情報の保存に活用されており、こうしたドキュメントの利用性を高めていく。

Acrobat AI Assistantは、アドビのAIと機械学習モデルを活用し、PDFの構造と内容を独自に理解し、サードパーティ大規模言語モデル(LLM)のテクノロジーを補完。LLMは顧客データに関するトレーニングは行なわず、情報が外部に漏れることはない。また、アドビがカスタマイズしたアトリビューションエンジンにより、情報の引用元を生成し、情報の出所を明確にするという。

Acrobat AI Assistant日本語版は、日本語のユーザーインターフェースで日本語の文書を読み込みできるようになる。英語版は、4月から提供中で月額4.99ドル。Acrobat ReaderやWebアプリ、ブラウザー拡張機能から利用できる。

主要機能のひとつ「Generative summary」は、PDFの内容を解析してAIが要約する機能で、全体要約、セクションごとの要約が可能。PDF内の情報のみを要約するため、信頼性の低い情報を提示することはない。

「AI Assistant」は、読み手がPDF内の情報を効率的に理解しやすくする質問をAIが作成し、その質問をクリックすることで回答を確認できる。また、自分で質問を作成して回答を得られる。回答にはPDF内の情報の引用元が表示される。

サマリーした内容や質問・回答は、メールやプレゼンテーションなどの利用目的に合わせて書式をフォーマットし、コピー&ペーストして活用できる。