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東レ、アップサイクル新ブランド「TSUTSU」 第1弾は余剰生地の傘

東レインターナショナルは、廃棄物削減を目指したアップサイクル事業に進出する。事業の根幹を担うアップサイクルブランド「TSUTSU(ツツ)」を立ち上げ、そのプロダクトの第1弾となるアンブレラ製品「TSUTSU The Umbrella 621」の販売を、GREEN FUNDINGにて6月13日に開始した。通常価格は15,400円。

同社が請け負う縫製品を仕立てるまでの製造工程や、流通段階で発生する衣料用ナイロン6の余剰生地を、プロダクトの生地として転用する。

TSUTSU The Umbrella 621では、親骨の長さ621mm、傘下直径960mmという「折り畳み傘以上、長傘未満」サイズのオリジナルのデザインを開発。傘生地にナイロン6の余剰生地を使用している。カラーはブラック。

傘骨には軽量・高強度・高耐久が特徴のカーボンファイバーを採用し、8本骨でありながら約230gの軽さを実現している。また、傘地部分が古くなったらユーザー自身が簡単に取り換え可能な仕様にすることで、ロングライフ性を図っている。

実用性にもこだわっており、先端部分は面積が広く、壁に立てかけられる形状であるとともに安全性にも配慮。ハンドルは窪みのあるデザインとすることで、グリップ性を高めている。パラシュートランナーは、スムーズで滑らかな開閉感を実現しているという。

そのほか、微細コーティング技術により、撥水材を傘生地表面で構造化させることができ、優れた撥水性および耐久性をもつとしている。

クラウドファンディングの実施期間は6月13日から7月31日まで。目標金額は20万円。6月14日から7月13日まで、二子玉川 蔦屋家電のショールームで展示するほか、6月17日から27日まで、代官山 蔦屋書店でPOP UP出店し、展示および予約販売を実施する。