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スターシップ、地球へ帰還 4回目の飛行試験に成功

SpaceXは6日、超大型宇宙輸送システム「Starship/Super Heavy(スターシップ・スーパーヘビー)」の4回目の飛行試験(FT4)が成功した。

今回の飛行試験(FT4)では、スターシップの軌道への到達と、スターシップとスーパーヘビーの帰還と再利用性の実証が主な目的だった。

打ち上げ後、スターシップを切り離したブースター部のスーパーヘビーは、飛行開始から7分24秒後にメキシコ湾に無事に着水。スターシップでは、ブースターの安定した再利用を目指しているが、初の着水成功となった。

スターシップは、途中でカメラ映像が途切れるトラブルはあったものの、軌道へ到達し、順調に飛行。その後、地球大気への再突入を始めた。制御され、安定した再突入が行なわれ、途中で機体の一部の破損が見られ、カメラの映像も断続的に途切れたものの、打ち上げから1時間6分後にインド洋への着水に成功。SpaceXのXアカウントでも飛行テストの成功を宣言した。

スターシップに搭載されたStarlinkは、リアルタイム・テレメトリーと、突入のライブ映像を送信した。SpaceXでは、「スターシップの4回目の飛行は、迅速に再利用可能な未来に近づくための大きな前進となった」としている。