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神戸市営地下鉄、「ICOCA」で乗車ポイント 回数券・磁気定期券は終了

神戸市営地下鉄は、「ICOCA」の利用に対してポイントを付与する「神戸市営地下鉄ポイント還元サービス」を、12月1日に開始する。また12月31日をもって地下鉄回数券、市バス・地下鉄NEW U ラインカード、11月30日をもって地下鉄磁気定期券を発売終了とする。

神戸市営地下鉄では、これまでも「PiTaPa」の利用に対する割引サービスを提供していたが、ICカードの利便性向上を図るため、ICOCAでのポイント還元サービスを導入する。

駅券売機で利用登録したICOCAで地下鉄の同一運賃区間を所定の回数以上利用した場合に、利用額に応じたポイントを付与する。こどもICOCA、モバイルICOCA/Apple PayのICOCAなども対象。

ポイントの種類は「普通ポイント」「昼間ポイント」「土休日ポイント」の3種。普通ポイントは、同一運賃区間を月11回以上乗車した場合に、11回目以降の運賃の10%を付与する。昼間ポイントは、10時~16時の間または土休日に同一運賃区間を月6回以上乗車した場合に、6回目以降の運賃の10%を付与する。土休日ポイントは、土休日に同一運賃区間を月6回以上乗車した場合に、6回目以降の運賃の20%を付与する。

付与されたポイントは、翌月中旬以降に、駅の券売機で当該ICOCAにチャージすることで還元。還元後は、チャージ額として乗車や買い物に利用できる。また、阪神電気鉄道(神戸高速線を含む)、阪急電鉄、能勢電鉄、山陽電気鉄道、神戸電鉄が実施しているポイントサービスと連携する。

なお、神戸市営地下鉄のポイントサービスは、神戸市バスの「市バスポイントサービス」、JR西日本の「WESTERポイント」とは異なるサービス。

発売終了となる乗車券の利用期限は、普通・昼間・土休日回数券が券面記載の有効期限まで、NEW U ラインカードが'25年9月30日まで、地下鉄磁気定期券が券面記載の有効期限まで。障がい者用の特別割引回数券、障がい者用の特別割引定期券、敬老定期券、実習定期券、および一部他社連絡定期券は磁気定期券の発売を継続する。