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イオン、本格レストランの味を追求した総菜プロセスセンター
2024年6月6日 15:54
イオンは、シェフ・クオリティの総菜を開発・製造することを目指した新コンセプトの総菜プロセスセンターを、6月6日から本格稼働する。
これまで食品小売業における総菜は、主に家庭的メニューが中心だった。一方で近年は食嗜好の多様化により、スーパーの食品売場においてもプロ料理人の品質を気軽に購入したいというニーズが高まっているという。
こうしたニーズ変化に対応するため、「まいにち、シェフ・クオリティ」をコンセプトに、本格レストランで提供される品質を実現しながら効率的に商品を製造・販売できる総菜プロセスセンター構想を、グループ横断プロジェクトで進めてきた。
第1弾の総菜プロセスセンターとして、「Craft Delica Funabashi」(クラフトデリカ船橋)を稼働する。温惣菜、寿司、チルド惣菜、弁当の半加工品/完成品、ソースの製造や原料加工を行ない、関東エリアのイオンリテール、まいばすけっとなど約1,500店舗に供給する。
「まいにち、シェフ・クオリティ」を具現化するため、商品開発、製造、販売に関する3つの施策に取り組んでいる。商品開発についてはマーチャンダイジング、料理、製造のプロチームによりシェフ品質のおいしさを追求するSPA体制を構築。製造についてはシェフの調理工程を生産ラインで再現する製法/製造機器を採用したセンター設計とし、販売については高品質と店舗作業の効率化を両立する商品特性に応じたセンター加工度の最適設計としている。
開発商品に関して、からあげやアジフライといった定番商品については、原材料・味・調理工程の全てを刷新することで専門店水準の品質を実現しているという。
レストランメニューについては本格レストランの味を再現するため、食のプロチームによる商品開発と調理手法を採用している。レストランメニューとして「海老トマトクリームスープごはん -リゾット仕立て-」「タイ風ココナッツカレー」「濃厚ホワイトソースで味わう!ハンバーグドリア」などがある。
食卓に彩りを添えるちょっと特別なメニューとプロのおいしさを気軽に届けたいとの考えを実現するため、専門的知見と情熱を持って独自に設計したレシピを、厳選素材と製法で一品一品つくりあげるとしている。名称のCraft Delica Funabashiの「Craft」には「一品一品、心を込めてつくる」の想いを込めている。
Craft Delica Funabashiの運営はイオンフードサプライ。住所は千葉県船橋市高瀬町24-6。延床面積は21,868m2。