DMMのビットコイン流出、全量保証に向け550億円資金調達

DMM Bitcoinは5日、5月31日に同社ウォレットから482億円相当のビットコイン(BTC)が不正流出した事件を受けて、顧客預かり分についてはDMMグループ会社からの支援を受けて調達し、全量保証すると発表した。総額550億円規模の調達を行なう。

不正流出の規模は、4,502.9BTC(約482億円相当)。不正流出の原因究明については現在調査中だが、顧客対応のための調達を実施。6月3日に借入による資金調達50億円を実施済みのほか、6月7日には増資による資金調達480億円、6月10日に劣後特約付借入による資金調達20億円を実施する。

これらの対応により、同社が顧客から預ったBTC全量について、流出相当分のBTCを全量保証する。流出相当分のビットコインについては、市場に影響を与えないよう配慮しながら調達するとしている。

なお、保証開始の時期は調整中だが、「1日も早くご安心いただけるよう進める」としている。