さいたま市、チャージで3%付与の地域通貨対応「みんなのアプリ」 7月31日開始

さいたま市は、デジタル地域通貨機能を含む「さいたま市みんなのアプリ」を7月31日から提供開始する。デジタル地域通貨機能では、チャージ額に応じて、3％相当のポイントが付与されるなど、地域ののお金が地域で使われるようにするための仕組みを取り入れている。

さいたま市みんなのアプリは、さいたま商工会議所など、地元の経済団体や企業と、さいたま市が出資して設立した「株式会社つなぐ」がサービスを運営。チャージして使える電子マネー「さいコイン」とチャージでもらえるポイント「たまポン」を「デジタル地域通貨」として活用し、市内の加盟店で使える新たなキャッシュレス決済サービスを展開する。

チャージ額に応じて、3％相当のポイントが付与されるため、さいたま市での買い物がおトクになり、地域のお金が地域に流れやすくすることで、市内のお店の活性化を狙う。なお、チャージで3%付与は、令和6年度中の期間限定施策。

さいたま市では、デジタル地域通貨「さいコイン」「たまポン」の加盟店を募集している。

アプリは、デジタル地域通貨以外にも多くの機能を搭載。関心がある分野を選んで、行政からのお知らせを受け取れるほか、「図書館利用者カード」を市民アプリに取り入れ、スマホ1つで本を借りられるようになる。また、医療機関の検索にも対応する。

さらに、8月以降にも機能拡充を予定。市の相談窓口を予約し、ビデオ通話で相談できるほか、アンケートや意見募集に対応。市民の声を行政に反映させやすくする。

また、健康マイレージポイントでの抽選応募や、健康維持に資する取組やボランティア活動などでポイントが貯まる機能も搭載。デジタル地域通貨で、民間のシェアサイクルクーポンを購入するなどの機能強化も行なう予定。