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超大型宇宙輸送システム「スターシップ」1日延期 6日打上げに

SpaceXは、6月5日に実施予定だった、超大型宇宙輸送システム「Starship(スターシップ)」の4回目となる飛行試験を、6月6日7時(米国中部標準時)に延期した。打上げの30分前からライブ中継も行なわれる予定。打上げスケジュールは今後も変更の可能性がある。

3月に行なわれた3回目の飛行試験では、宇宙からの初のStarship再突入、宇宙での初のStarshipのペイロードドアの開閉、推進剤移送デモンストレーションなどが実行された。

今回の飛行試験では、軌道到達から、StarshipとSuper Heavyの再利用と復帰能力を実証する。主な目的は、Super Heavyブースターの着陸燃焼とメキシコ湾へのソフトスプラッシュダウン(逆噴射を利用した着水)、そしてStarshipの制御された再突入を達成すること。

前回の教訓を反映し、ソフトウェアとハードウェアをアップグレードしており、最終飛行フェーズでのブースター質量を減らすため、ブーストバック後、Super Heavyのホットステージ(燃焼中のエンジンセクション)を投棄するなどの運用変更を行なう。