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メルカリの暗号資産取引、イーサリアムにも対応

メルカリの子会社で、暗号資産やブロックチェーンに関するサービスの企画・開発を行なうメルコインは、5月21日より、新たにイーサリアム(ETH)の取扱いを開始した。これにより、金融機関からチャージした残高や、メルカリで使わなくなったモノを売って得た売上金・ポイントを活用して、イーサリアムも1円から購入が可能となった。

メルコインは'23年3月からビットコインの取引サービスを開始し、約1年で利用者数が200万人を突破している。'24年2月からは、メルカリでの商品購入時に、保有しているビットコインを決済に使用できる機能を提供開始し、3月にすべてのユーザーが利用可能となってから約1カ月でビットコイン決済が10万回を突破している。

こうした中、ビットコイン以外の暗号資産の取引に対する要望が増加し、アンケート調査ではイーサリアムの取引の要望が最も多い結果となった。そこで、これまでビットコイン取引で提供してきた使いやすさはそのままに、取り扱う暗号資産をイーサリアムにも拡大することとなった。

将来的には、イーサリアムの特徴であるスマートコントラクトなどの技術を活用した「デジタルアセット」を新たな価値として循環させることで、メルコインがミッションとして掲げる「多様な価値がめぐる新しい経済をつくる」の実現を目指していくとしている。