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京王電鉄、駅に古着回収ボックス設置

京王電鉄は、衣類循環型社会のインフラ構築を目指した実証実験として、5月8日から一部の駅や施設に古着回収ボックスを設置。回収した古着をリユース・リサイクル・アップサイクルする取り組みを実施する。

古着の街として有名な下北沢をはじめ、京王線・井の頭線の一部の駅・施設に専用ボックスを設置し、古着を回収する。回収した古着は、リサイクル品として転用していくほか、今後、京王沿線の様々な場所でリユース品として循環させる仕組みをつくる。

将来的には、クリエイターなどと連携したアップサイクルを行ない、衣類循環型社会のインフラ構築を目指す。

古着回収ボックス設置場所は以下の6カ所。

  • ミカン下北A街区2階エレベーター前
  • 明大前駅改札内 2番線ホーム連絡通路
  • 永福町駅改札外 南口1階
  • 池ノ上駅改札外 エレベーター横
  • 東松原駅改札外 西側出口方面コンコース
  • 久我山駅改札内 改札階コインロッカー横

回収できるものは以下の通り。

  • 再使用できる衣類(汚れ、破れ、シミ、ほつれ、穴の開いたものはNG)
  • フェイスタオル、バスタオル
  • ネクタイ、スーツ(上下セット必須)
  • 小物類(帽子、スカーフ、マフラー)
  • カバン、財布、アクセサリー類
  • 着物、帯

投函可能な時間は、ミカン下北は9時から22時、それ以外は各駅の初電から終電まで。

回収ルールは、洗濯後の衣類を出すこと、紙袋・ビニール袋・ポリ袋に入れて出すこと。靴、靴下、下着、生地、寝具類、絨毯や足拭きマットなどの敷物、事業者から排出される古着類(作業着等)は対象外。

京王電鉄はヒトカラメディアとともに、外部パートナーとの共創により地域の課題解決や価値創出を目指す、エリアを起点とした事業共創プログラム「KEIO AREA OPEN INNOVATION PROGRAM ROOOT(ルート)」を'23年10月より開始した。今回の取り組みは同プログラムの採択企業であるFASHION Xと共同で行なう。