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八重洲に地上190mの高層ラウンジ「YAESU SKY LOUNGE」
2024年5月7日 15:51
東京建物は、参画している八重洲プロジェクト(東京駅前八重洲一丁目東B地区第一種市街地再開発事業)において、湯治体験ができる個室空間やビューラウンジを備える高層ラウンジ「(仮称)YAESU SKY LOUNGE」を整備することを決定した。
八重洲プロジェクトは、東京駅八重洲中央口を目の前にした大規模再開発。10階建のA地区と、51階建のB地区で構成され、51階建ての複合施設は2025年度竣工予定。
天空のリトリートガーデンをコンセプトにしたラウンジ。オフィス入居企業の従業員等による利用を想定している。緑に囲まれた心地よい空間で心身ともにリフレッシュでき、生き生きと過ごせる空間を整備する。
地上約190mのビューラウンジは、東京湾を一望できる眺望と多彩な緑に囲われた心身をリセットできるエントランスエリア。日中は有人の受付が常駐し、ラウンジ利用者を出迎える。
セントラルラウンジは、健康的な飲食メニューを提供するカフェテリアを併設。温かみのある快適なリラックス空間で、ランチ利用や業務の合間のリフレッシュ、仕事後のバー利用など、さまざまな過ごし方ができる。
リトリートルームは、周囲を気にせず1人でリフレッシュできる個室空間。毎日を生き生きと過ごすために、瞑想や仮眠、湯治体験ができる空間を整備し、新たなウェルビーイングサービスを提供する。
湯治体験は、全国の源泉を凝縮抽出・モバイル化する「クラフト温泉」の特許技術をLeFuroと共同し、気軽に温泉ミストによる湯治体験ができる「喫泉室」を整備。
温泉に多く含まれているミネラルは血行促進や代謝向上の効果があると言われており、隙間時間に休息や仮眠、瞑想等をしながら温泉ミストを浴びられる「喫泉室」により、ウェルビーイング向上に資するサービスを提供。気持ちの切り替えや、健康のサポートができる環境整備を目指すとしている。
このほかウェルビーイングサービスとして、マインドフルネスアプリを手掛けるUpmindと共同で、マインドフルネスの習慣化を促す瞑想音声ガイドや、効果的なパワーナップをサポートする音声ガイド、ヨガ等の法人向けウェルネスプログラム等を開発する。
瞑想音声ガイドでは、「脳を休める」「自身を思いやる」「仲間や社会を思いやる」「五感を研ぎ澄ます」「睡眠の質を高める」等をテーマにコンテンツを開発。開発したコンテンツはリトリートルームに埋め込んだスピーカーから再生でき、手軽にマインドフルネスを実践できる機会の創出を図る。
オフィス入居企業へヨガ等のウェルネスプログラム(定期的なクラス・ワークショップ)の提供も予定している。
東京建物では、ウェルビーイングに関する施策の検討をより深め、まちづくりに実装していくことを目的に、'23年3月にプロジェクトチーム「Well-being Lab.」を発足。首都圏のビジネスパーソン1万人への調査結果を踏まえ、どのような行動や状況がウェルビーイングの向上に資するのかを分析した20個の「ウェルビーイング向上因子」を特定しており、これらを基に効果的な施策の検討を重ね、ラウンジでの各種サービスの導入決定に至った。