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noteと弁護士ドットコム、誹謗中傷を防ぐ共同プロジェクト

noteは、インターネットにおける誹謗中傷や炎上などのトラブルを減らすため、弁護士ドットコムと共同プロジェクトを開始。AIと法律を組み合わせて、「誹謗中傷や炎上を未然に予防」「巻き込まれてしまった場合のフォロー」「啓発活動」の観点からインターネットの問題解決に取り組むとし、リスクのある投稿へ事前に注意喚起する機能や、被害を受けたときに弁護士に相談できる仕組みづくりを進める。

リスクのある投稿へ事前に注意喚起する機能では、弁護士ドットコム監修のもと誹謗中傷や炎上のリスクがある投稿内容をAIが探知し、事前にアラートを出す機能の検証を開始する。将来的にはAPIを外部サービスへ有償提供することも目指している。

弁護士に相談できる仕組みづくりでは、noteのユーザーが炎上や誹謗中傷に巻き込まれた場合に弁護士を探しやすいよう、弁護士ドットコムが提供する無料法律相談サービス「みんなの法律相談」と連携。困った時にnoteダッシュボード内にてすぐに弁護士に相談ができる弁護士紹介ボタンも追加する。また、無料でより手軽に法律相談ができるよう、AI法律相談チャットボットの設置を検証する。

クリエイターを守るためにさまざまなゲストを呼んだ知識とスキルを学べるイベント「安心安全勉強会」の開催も予定している。

noteには、4,000万件以上の投稿が集まり、創作や表現が行なわれている。一方、インターネットのミスが消えずに残り続けて、命にかかわる問題になるといった昨今の状況は、表現の場を委縮させるとして、インターネットの深刻な問題を減らす目的でnoteと弁護士ドットコムが共同プロジェクトを開始した。

弁護士ドットコムが提供する「みんなの法律相談」では、'23年に1,300件もの誹謗中傷に関する相談が寄せられた。相談には被害者だけでなく、悪意のない加害者からの相談も含まれ、トラブルを未然に防ぐ取り組みは加害者の救済にもつながるとしている。