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Square、2画面のハイエンドPOSレジ端末「Square レジスター」

Square(スクエア)は、オールインワン決済端末の“ハイエンドモデル”として、POSレジ端末「Square レジスター」を日本市場向けに発売した。価格は84,980円で、4月17日までは30%オフの59,480円で販売される。

ビジネスに必要な機能を兼ね備えたというオールインワンのPOSレジ端末のハイエンドモデル。タブレットやスマートフォンのように、外観デザインやパッケージにもこだわっており、内装にこだわった店舗に設置しても違和感のないデザインに仕上げた。

機能面で最大の特徴は、支払いを行なう客側に各種の情報を表示する「カスタマーディスプレイ」を備えた点。店員が入力している商品の情報がリアルタイムに表示されるほか、決済方法はカスタマーディスプレイのタッチパネルで選択する。タッチ決済や電子マネー、ICチップのクレジットカードを挿入する差込口も備えており、客側で決済作業を行なう流れになる。外国語表示の選択も行なえる。カスタマーディスプレイ部分は、本体から分離させて卓上などに平置きで設置することも可能。

Square レジスター
店舗スタッフ側ディスプレイ
カスタマーディスプレイ
レジの入力内容が客側にリアルタイムに表示される
決済方法は客側で選択
クレジットカードやタッチ決済など各種の決済手段に対応
カスタマーディスプレイは取り外しが可能
平置き可能
レシート印刷はBluetooth連携のプリンターを利用する
カスタマーディスプレイは多言語に対応

POSソフトウェアは、在庫管理やリアルタイムの売上分析機能を備えたダッシュボード機能、オンライン販売と統合したオムニチャネル機能、従業員管理機能など、店舗運営にかかわるさまざまな効率化機能を備えている。Squareの同じIDを使ってログインすれば、PCやスマートフォンなどから情報の確認も可能。経営者が国外を含む外出先からリアルタイムに店舗の売上を把握するといったことも行なえる。

売上もリアルタイムに分析が可能

発表会に登壇したSquare ハードウェア責任者 マイケル・マクレナン氏は、カスタマーディスプレイの搭載により信頼性・透明性の高いサービスを提供できることを紹介。日本の担当者からもパッケージを含めたデザインにこだわったことが解説された。発売後1年はまず、ソフトウェアの定期的なアップデートに注力し、使い勝手をさらに高めていく方針としている。

Square ハードウェア責任者 マイケル・マクレナン氏

このほか先行導入したカフェ店舗の経営者からも印象が語られ、既存の「Square スタンド」などと比較して、操作などの使い勝手が変わらずスタッフがスムーズに操作できたこと、カスタマーディスプレイにより入力ミスがあっても決済前に発見しやすい(客側が指摘しやすい)ことなどが紹介された。決済の操作を客側が行なうことで、店側はその時間を商品を提供するための時間に割いたり、コミュニケーションをとる時間に充てたりできるため、スタッフからも好評としていた。