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IQOS、タッチスクリーン・一時停止機能搭載の「ILUMA i」
2024年3月13日 15:30
フィリップ モリス ジャパンは、必要な情報が一目で確認できるタッチスクリーンや一時停止機能を搭載した新デバイス「IQOS ILUMA i(イルマi)」(イルマ i)シリーズを3月13日から順次発売する。「イルマ i プライム」「イルマ i」およびタッチスクリーン非搭載の「イルマ i ワン」の3モデルをラインアップし、価格はそれぞれ9,980円、6,980円、3,980円。
タッチスクリーンでは加熱ステータスなどのデバイスに関する情報が表示されるほか、一時停止機能の操作を行なえる。
タッチスクリーンに表示される情報は、加熱ステータス(加熱中、加熱完了)、残りの使用時間、残りの使用本数の3種で、LEDの点灯パターンによって確認できる。例えば、タッチスクリーンに触れると、残りの使用本数について2本連続使用が可能な場合は上下に横線が2本、1本使用可能な場合はセンターに1本表示される。加熱ステータスや残りの使用時間はリング状のLEDで表示する。
一時停止機能「ポーズモード」も新たに搭載された機能で、使用中に最大8分間一時停止でき、その後再開できる。ポーズモード使用には、使用を開始して最初の3分間または8口(パフ)に達する前であること、2本連続使用可能な状態であることなどの条件がある。
加熱した状態でポーズモードが起動可能な場合、タッチスクリーン上部に2本の縦線が表示される。タッチスクリーンの上から下に向かってスワイプするとポーズモードが起動して一時停止状態となり、タッチスクリーン中央に4つの縦線が点灯、ホルダーが振動して一時停止が開始したことを知らせる。リング状LEDは一時停止の残り時間を表示する。一時停止中は加熱は行なわれない。
一時停止中にタッチスクリーンの下から上に向かってスワイプするとポーズモードが終了して振動とともに再加熱開始、リング状LEDは加熱中の表示となる。再加熱が完了すると、もう一度振動する。
タッチスクリーンを5回タップすることで、明るさを強・弱の2段階で切り替えられる。
イルマ i プライム、イルマ iに搭載された新機能としてそのほか、IQOSアプリを使用してホルダーのバッテリー設定を変えられる「フレックスバッテリー機能」がある。「パフォーマンスモード」と「エコモード」を切り替えられるもので、初期設定のパフォーマンスモードでは、途中でポーズモードを使用しない場合は連続使用可能本数は3本、使用した場合は2本となっている。エコモードでは使用可能本数は1本のみとなり、またポーズモードは使用不可となる。
イルマ i ワンも含めた3モデル共通の新機能として「フレックスパフ機能」を搭載。システム制御により、個人の使用パターンによっては初期設定の14口に加えて、使用開始から6分間以内において4口まで追加される。この機能はユーザーが任意で開始することはできず、またポーズモードを使用した場合は作動しない。
IQOS ILUMAシリーズで搭載された、使用後のクリーニング不要とする「スマートコア・インダクション・システム」、たばこスティック挿入で自動で加熱が開始される「オートスタート機能」は引き続き搭載。オートスタートはワンでは初搭載となる。
カラーは、イルマ i プライムがブリーズブルー、ガーネットレッド、ミッドナイトブラックの3色、イルマ iとイルマ i ワンがブリーズブルー、デジタルバイオレット、ビビッドテラコッタ、ミッドナイトブラックの4色。
対応たばこスティックは「TEREA」「SENTIA」の2ブランド。アクセサリーは、従来の「IQOS ILUMA」と共通のものも含めて計41種を展開する。
3月13日にIQOSオンラインストア、IQOSストア、IQOSショップ、IQOSコーナー等、3月14日に成田国際空港、羽田空港、関西国際空港、中部国際空港、福岡空港の免税店、4月16日にコンビニエンスストア、たばこ取扱店での販売を開始する。
IQOS上陸10周年 紙巻きから加熱式を加速
発表会では、フィリップ モリス インターナショナルのヤツェック・オルザックCEOが登壇。以前から示していた紙巻たばこを撤退する考えについて、現在でも変わりはないことを表明するとともに、新製品により紙巻たばこから加熱式に切り替える人をさらに増やしたいと説明した。
また、IQOSが日本に上陸して10年を迎えるが、現在の日本のIQOSユーザー数は850万人に達しており、世界の約2,850万人の約3割に及ぶ。こういったことからフィリップ モリスでは日本市場を重視しており、新製品は世界に先駆けて日本で先行して発売する。
製品名の「i」には、イノベーション、インテリジェンス、イマジネーションなどの意味が込められている。