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ビックカメラのテーマ曲、山手線・池袋駅の発車メロディに ヨドバシ出店は「関連ない」
2024年3月1日 16:01
ビックカメラのテーマソングがJR山手線・池袋駅の発車メロディに採用され、3月1日より開始した。ビックカメラは同日、記念セレモニーを実施した。
ビックカメラは1978年5月に、池袋駅の北口にて1号店を創業。北口店は2002年に西口店に移転し当時の店舗はないものの、現在に至る約46年もの間、池袋で営業してきた。
代表取締役社長 秋保徹氏は「池袋の地で生まれ、池袋の街の発展とともに育てていただき、今がある」と、池袋への深い思いがあることを説明。「そういった中で、池袋駅という大きなターミナル駅の、多くの利用者がいる山手線のホームでテーマソングが流れるというのは感慨深い」と話した。
ビックカメラのテーマソングは'23年より新しくなっているが、リニューアルの話が持ち上がったのは数年前。かつてのテーマソングは池袋の街をテーマにしていたが、創業から半世紀近くが経っており、池袋の街も大きく変わっていく中で、街に合ったものにするためと、ビックカメラもともに新しくまた生まれ変わるという思いもありリニューアルしたという。
新しいテーマソングには、池袋のシンボル「いけふくろう」や、街の発展の原動力となった池袋駅の8路線を歌詞に取り入れている。
発車メロディが開始された3月1日には、ビックカメラ女子ソフトボール高崎 BEE QUEENに所属し、東京2020オリンピックで金メダルを獲得した上野由岐子選手が池袋駅の一日駅長に就任。セレモニーでは、上野選手の「出発進行」の合図とともに、発車メロディが流れた。
上野選手は発車メロディ採用について、「池袋駅の利用者が発車メロディを聞いてビックカメラに足を運び、そこで私たちのソフトボールのことを知って球場まで応援しに来てくれる、という流れができるようなチームになるよう頑張っていきたい」と語った。
秋保氏によれば、JR東日本や池袋駅駅長に対して発車メロディをやりたいという話を長年続けていたという。そういった中で、様々な条件がマッチしたことから今回の採用に至った。終了時期は未定で、短期的な取り組みではない。
西武池袋本店がある場所にヨドバシカメラが出店するという話もあるが、秋保氏はこの件と、テーマソングリニューアルや発車メロディとは関連はしていないと説明。ヨドバシカメラの出店が決まったとしても、これまでも切磋琢磨してきた間柄であり、そのような環境下の方が進化できると話した。
同日、上野選手が発車メロディ採用を告知するポケットティッシュを池袋駅で配布。多くの人が感動の声を上げるとともにティッシュを受け取り、また握手を求めた。