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大和ハウス、高齢の親と成人した子の二世帯同居マンション 寝室にミニバー
2024年2月16日 14:00
大和ハウスグループのコスモスイニシアは、1つの住戸に高齢の独り暮らしの親と成人した単身の子がほどよい独立性を保ちながら同居するスタイルにリノベーションした「ヴィラヴェール武蔵新城」の1室を販売開始した。
2020年の国勢調査によると、親と子どもの世帯は、近年では18歳未満の子どものいる子育て中の世帯よりも、65歳以上の親と配偶者のいない成人した子どもが同居する世帯が増加している。未婚率上昇および未婚者増加の傾向から、コスモスイニシアは、こうした世帯は今後も増加するものと見ている。
また、マンション価格は上昇傾向が続いており、親・子がそれぞれ住宅を持ち、近居するということが難しくなる可能性もあるとしている。こういった社会情勢から、1つの住居に高齢の親と成人した単身の子が住み、ともに過ごすスペースと、それぞれの独立性を保つ間取りの「二世帯同居マンション」を提案する。
2人のスペースとなるリビング・ダイニング、それぞれのスペースとしての洋室を設置。リビングと親の部屋の間の仕切りをなくすことで開放的な空間にすることもできる。
親の部屋と子の部屋の部屋の間には、お互いの音を気にせずに過ごせるよう、収納スペースを挟んで直接接しないようにゾーニングしている。
子の部屋には共用のキッチンとは別のシンク付きバーカウンターを設置。シンクと小さな冷蔵庫置き場やお気に入りのグラスなどが飾れるガラス戸付きの仕様となっている。仕事で帰りが遅くなった日も音を気にせず食事やお酒を楽しめるとしている。
共用設備は2人が心地よく過ごせて、ストレスを感じないよう配慮。作業スペースのあるL型洗面は2人が同時に使用できるスペースを確保しているほか、キッチンには多彩な機能を搭載したガスコンロ、手入れしやすいシンクやパネルを採用。浴室は広めの1616サイズで、引き戸を採用することで開閉のしやすさにも配慮している。
親と子の同居に向けた付帯サービスとして、親のスムーズな引越しに向けた断捨離等のサポートを行なう、Snuggleの「にじいろサービス」(生前整理サービス)30万円分(税別)を付帯する。
ヴィラヴェール武蔵新城の所在地は神奈川県川崎市高津区千年新町で、JR南武線 武蔵新城駅から徒歩5分。部屋の間取りは3LDK、専有面積は81.76m2。
コスモスイニシアは「その空間で毎日、どのような時間をすごせるか」を重視し、今後も多様化する暮らし方に応える住まいづくりを進める。