駅ナカ「STATION WORK」と「ワークスタイリング」がシェアオフィス連携 550拠点

JR東日本と三井不動産は15日、シェアオフィス事業の連携強化を発表した。JR東日本が駅を中心に展開する「STATION WORK」と、三井不動産が都心部のオフィスビルを中心に展開する「ワークスタイリング」の相互連携を開始し、双方の会員は500拠点を超えるシェアオフィスを利用可能になる。連携開始は2月21日から。

駅中心の「STATION WORK」(約400拠点)と、オフィスビル中心の「ワークスタイリング」(約100拠点)が相互連携。双方の会員は、「シェアオフィス業界最大拠点数」という500拠点を超えるシェアオフィスを利用可能になり、その時々に合った働き方を柔軟に選択できるようになる。

2月15日時点で、STATION WORKは約43万人、ワークスタイリングは約27万人の会員を有しているが、STATION WORKでは「便利だが、ゆったりと過ごせる働く場もほしい」といった声が、ワークスタイリングでは「今いる駅の近くに無い」といった声もあったという。今回の連携では、STATION WORK会員はオフィスビルのワークスタイリングが利用可能となり、ワークスタイリング会員は出張や出先でSTATION WORKを活用できるようになり、相互の補完効果があるとする。

STATION WORK会員がワークスタイリングを利用する場合、料金は10分308円～。ワークスタイリング会員がSTATION WORKを使う場合、料金は275円/15分。

今後は、双方の会員の利便性の向上を目指し、駅やオフィスビルといったそれぞれのアセットの強みを活かした連携施策も検討していく。