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ChatGPT、チャット内容を記憶して活用できる「メモリー」

OpenAIは13日(米国時間)、ChatGPTでユーザーがチャットした内容を記憶する「メモリー」機能のテスト開始を発表した。ChatGPTの無料ユーザーと有料のChatGPT Plus(20ドル)ユーザーの一部からテストを開始する。

メモリー機能により、チャットで話したことを記憶できるため、同じ情報を繰り返して入力する必要がなくなる。例えば、「会議」のメモの場合、見出しや箇条書き、アクションアイテムを、最後にまとめるなど、特定の書式でまとめたい。その形式を一度指示しておくと、ChatGPTがこれを記憶し、会議の場合はこの形式で要約する。

また、コーヒーショップを経営している場合、その情報をChatGPTが記憶し、ソーシャル投稿のためのブレインストーミングの際に、そのことを指定せずにチャットができる。クラゲ好きな子供がいる場合は、バースデーカードの作成をChatGPTに依頼すると、パーティー用の帽子をかぶったクラゲを提案してくれる。

メモリーは、[Settings]→[Personalization]→[Memory]から設定変更可能で、オフ設定にも対応。また、特定のメモリを表示・削除したり、すべてのメモリを消去することもできる。

ChatGPTで使われたコンテンツは、モデルの学習に使われる場合があるが、ChatGPT TeamとEnterpriseについては対象外となる。またアプリ作成のGPTsもメモリー機能に対応する。