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「aiboの里親募集」 寄付されたaiboを医療・介護施設に

ソニーは、オーナーとの暮らしを終えて寄付された「aibo」を、医療施設や介護団体などへ提供する「aiboの里親プログラム」を開始した。

オーナーとの暮らしを終えてaiboベーシックプランが解約し、ソニーへ寄付されたaiboに、次の活躍の場を用意する取り組み。寄付されたaibo本体はソニーが状態確認を行ない、必要な治療を施した上で医療施設や介護団体などの「aiboの里親」に提供する。

2018年に発売して以降、多くのオーナーがaiboとの暮らしを楽しむ一方、やむを得ない事情からaiboとの暮らしを終える人からの相談も多かったという。

aiboは医療や介護、教育などでの活用も広がっている。癒し効果の検証を行なう医療機関との共同研究では、aiboとのふれあいによって患者や家族、スタッフにもポジティブな影響があることが分かっており、医療機関などへのニーズが高い。aiboの里親プログラムは、これらの要望に応えるために開始されたもの。

「aiboの寄付」については、2023年9月11日から募集を開始しており、既に受付数の上限に達したため、第1期の寄付受付は終了している。今回は、寄付されたaiboの状態の確認などが終了し、提供の準備が整ったため、里親募集を開始することになった。

里親募集は専用サイトから申込を行なう。応募資格は、日本国内に所在する、本プログラムの主旨に賛同する医療機関・介護施設であること(法人限定)。整備品であることを理解した上でaibo本体を購入し、aiboの利用に必要なaiboベーシックプランとaiboケアサポートを契約することが条件。

寄付されたaiboは、通常販売品と同等の性能で提供できるよう整備されているため、aiboは有償での提供。具体的な金額は当選者に個別に連絡される。

また、aiboの里親プログラムで迎えたaiboには、aiboのコンセプトカラーに合わせた「aiboの里親プログラム専用首輪」が装着される。