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駅直結「KITTE大阪」7月開業 7フロアに横丁・名産品・“MADE IN JAPAN”
2024年2月1日 13:16
旧大阪中央郵便局跡地を含む大阪駅西地区において開発が進められている「JPタワー大阪」内の商業施設「KITTE大阪」の、地下1階から6階までのフロア概要が発表された。3月27日に劇場「SkyシアターMBS」が開業し、KITTE大阪は7月にグランドオープン予定。
日本郵便、JR西日本、大阪ターミナルビル、JTB、日本郵政不動産による、商業施設「KITTE大阪」、劇場「SkyシアターMBS」、およびホテル、オフィスからなる大型複合施設開発事業で、JPタワー大阪の竣工は3月予定。規模は地上39階、地下3階、約188m。先行して'23年11月1日にJR大阪駅とつながる歩行者デッキが開通したほか、オフィスフロアの利用を開始した。ホテルの開業は夏予定。
KITTE大阪は地下1階から地上6階の7フロアで展開。「UNKNOWN」をコンセプトに、まだ知らない、まだ体験したことのないものを集め、日本の良さを発見し、再認識できる商業施設を目指すとしている。各フロアで「試して、味わって、過ごして」といった体験を提供する。
地下1階はカフェ、デリ、スイーツなどの日常使いができる店舗や、レストランが並ぶ横丁ゾーン「うめよこ」を展開する。
うめよこは“大人のたまり場”をコンセプトに、寄り道したくなるような飲食店舗を集結することで西梅田の新名所となることを目指す。大阪の串揚げ・たこ焼き・ホルモン焼きをはじめ、東京のつけ麺、名古屋のおでんなど、関西初出店や商業施設初出店も含めた様々なジャンルの17店舗が出店する。
うめよこの通路は、西梅田地下歩行者通路「ガーデンアベニュー」からJR大阪駅西口へつながるルートとしても利用できる。
1階には、旧大阪中央郵便局舎の歴史やJR大阪駅周辺の街の記憶を継承するため、旧局舎の一部を保存・継承したシンボリックな4層吹抜けのアトリウムを整備。アトリウムの周囲にカフェ、土産などの物販、フラワーショップなどを配置する。
また、四つ橋筋に面した場所やJR高架沿いの北側通路にも店舗を配置し、新しい街並みを形成する。
2階は「Feel JAPAN Journey(ええもん にっぽん めぐり)」という名称の、日本各地のファンづくりフロアとして展開する。北海道から沖縄県まで各地域のアンテナショップが出店するほか、POP UPスペースや、地域の魅力を発信することを目的とした情報発信スペース「@JP Cafe」を設置する。@JP CafeではECと連携した商品販売なども行なう予定。
3階は、日々の暮らしにまつわる「MADE IN JAPAN」の商品を展開する地域の銘品フロア。日本の古き良きものから、現代になって新しく生まれたものまで、日本の各地域で作られた、暮らしをちょっと贅沢にしてくれるアイテムを取り扱う。
4階と5階はレストランフロア。4階では和食、イタリアン、フレンチなど、5階では「日本のおもてなし」をテーマとした、接待や記念日などにも利用できる落ち着いて食事のできる空間を提供する。
6階はSkyシアターMBSの入口と接続するフロアとして、“コト体験”ができる大人のアミューズメント&BAR、観劇の前後や買い物の休憩の際に利用できるカフェなどを展開する。観劇体験のほかにも様々な体験ができる場となることを目指す。
グランドオープンに向け、テーマソング制作、グランドオープン記念シンボルモニュメント制作、SNS企画の3つのプロジェクトを展開する。
テーマソング制作は、「BiSH」の元メンバーで現在はソロとして活動するアイナ・ジ・エンド氏、クラシックの現代作曲家として活動し映像作品の楽曲を多数手がける坂東祐大氏が担当する。大阪府出身のアーティストによるコラボレーションとなる。
シンボルモニュメントは大阪芸術大学とのコラボレーションにて、「結び」をコンセプトに、「ヒト」と「ヒト」とをつなげ、良縁を結ぶことの象徴として「水引」をモチーフに制作する。1階アトリウムに設置し、7月のグランドオープン時にお披露目する。
SNS企画については、KITTE大阪に日本各地の魅力が集まる様子を「ヒト・モノ・コト」の視点でSNSや特設Webサイトで紹介する投稿配信「つながりのはじまりLetters」を'23年11月から実施している。