LUUP、3月料金改定で50円+1分15円に戻す　新サブスクは月980円+30分200円

電動マイクロモビリティのシェアリングサービス「LUUP」は、3月1日から利用料金を改定するとともに、新たなサブスクプランを開始する。利用料金は、'23年11月以前の基本料50円+1分ごとに15円に戻す。また、サブスクプランは月額980円を支払うと、1回30分が200円で乗車可能になる。

LUUPでは、2023年11月から、東京、京都、横浜、神戸、名古屋、広島の料金を、「ライド基本料金50円＋1分ごとに15円」から、「30分ごとに200円」に改めた。この狙いは、「10分以上のライドをリーズナブルにすること、1分単位ではなく30分ごとの課金として気軽に乗れるようにする」だったという。この変更では「使いやすくなった」という声もあったが、短時間利用は以前の料金体系のほうが使いやすかったという声もあったとする。

利用状況などをもとに検討した結果、利用料金を「ライド基本料金50円＋1分ごとに15円」の料金に戻すことを決定。また、新たなサブスクプランとして、月額980円を支払うことで、「30分ごとに200円」で利用可能とした。

新料金は3月1日昼12時以降のライドが対象で、電動キックボード・電動アシスト自転車とも同料金。対象地域は、東京、京都、横浜、神戸、名古屋、広島。

980円の“サブスク”で30分ごと200円に

新たな「サブスクプラン」は月額980円で、30分ごとに200円の料金でLUUPを利用できるプランとなる。サブスクだが、都度支払いが発生する形だ。「LUUPを長時間利用する人や、30分単位の課金が使いやすい人におすすめのプラン」としている。

30分以降も、30分ごとに200円で、例えば60分までの利用は400円となる。なお、10分未満のライドは、サブスクプランの「30分ごとに200円」よりも通常料金の方が安くなるため、通常料金が適用される。

LUUPでは、'23年11月から月額3,000円で各回最初の30分が無料になる「プレミアムプラン」と月額500円で各ライド100円割引となる「ライトプラン」を、サブスク先行体験プランとして実施していたが、「想定以上の利用があった」として12月に新規募集を停止していた。今回正式プランとしてリニューアルするとともに、LUUPアプリ内で支払いと加入を完結できるようにした。

新サブスクプランは1カ月ごとに自動更新される。対象地域は、東京、大阪、京都、横浜、神戸、名古屋、広島。宇都宮などは対象外。