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FacebookとInstagram、欧州DMA対応でアカウント連携に選択肢

Metaは、3月に施行されるEUのデジタル市場法(DMA)への対応の一環として、FacebookとInstagramのアカウント連携などについて、ユーザーにより多くの選択肢を提供すると発表した。EUとEEA(欧州経済領域)、スイスが対象で、今後数週間のうちに実施される。

今回の取り組みにより、すでにFacebookとInstagramのアカウントを相互に接続・連携しているユーザーは、連携を継続するか、連携せず個別に管理するかを選択できるようになる。

また、Facebook Messengerのユーザーは、Facebookアカウントで利用を継続するか、独立した新しいMessengerアカウントを作成するかを選択できるようになる。

Facebook Marketplaceでは、Facebookの情報を利用するかどうかを選択できるようになる。利用する場合は従来と同様。利用しない選択をした場合、出品アイテムの閲覧や売買は可能だが、連絡手段がMessengerではなく電子メールになるなどの違いがある。

Facebook GamingでもFacebookの情報を利用するかどうかを選択できるようになる。利用しない選択をすると、一部のシングルプレイヤーゲームのみをプレイできる状態になる。

広告については、FacebookとInstagramにおいて、広告付きで無料の利用、広告無しの購読、という選択肢が2023年11月から提供されている。広告無しを選択すると、アカウント情報は広告に使用されなくなる。

MetaはDMAへの準拠をはじめ欧州の規制を遵守すると改めて表明。規制対応のために部門を横断したチームを結成したことも明らかにしている