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商品棚1本で商売できる無人決済店舗システム「TTG-SENSE SHELF」
2024年1月17日 18:07
TOUCH TO GOは、商品棚1本から展開可能で、24時間稼働できるAI無人決済店舗システム「TTG-SENSE SHELF」を開発した。駅、空港、商業施設のデッドスペースへの出店を可能とする。
TOUCH TO GOはこれまで、2019年3月に高輪ゲートウェイ駅のAI無人決済店舗「TOUCH TO GO」を開業し、その後はファミリーマート、ANA FESTA、東急ストアとの協業などで100店舗を超える無人決済店舗システムの導入を進めてきた。また、極小スペースに向けたシステムとしては、5~20m2程度で展開できるやぐら式の「TTG-SENSE MICRO」を提供している。
新たに開発したTTG-SENSE SHELFは、1ユニットのサイズが900×600×2,500mm(幅×奥行×高さ)で、最少2ユニットから設置可能なシステム。電源があれば限られたスペースにも出店でき、デッドスペースを有効活用できる。決済手段はキャッシュレスのほか現金にも対応する。
商品を手に取った瞬間に判別するAIカメラとセンサーを活用しているため、万引き防止にもつながり、安心安全でクイックな購買体験を提供できるとしている。また、手に取って戻した人などを解析できる「AI分析基盤」を搭載している。
客が商品を「手に取って」「戻せる」ため、自販機では展開しにくいような、雑貨、化粧品、アパレル、箱菓子等、様々な形状の商材に対応できるほか、客の購買行動で商品に触れることが重要な商材にも最適としている。また、広告的価値の向上も見込めるとする。
導入する顧客に対しては、クラウド型店舗管理システム、コールセンター機能で遠隔監視と遠隔接客による後方支援を提供。システムのアドオン設置とパッケージングによる簡易な出店形態に対応する。
発売日は3月予定。設置は2ユニットから、1ユニット単位で追加連結が可能。提供価格は未定。発売に先立ち2月1日から6日まで、JR東日本 品川駅改札内イベントスペースにて、ユーザーテストおよび購買体験の精度検証を実施する。展開商品はカルビーおよびグレープストーンの菓子、タビオの靴下。