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Apple Vision Pro、3D映画やシアター環境など新たなエンタメ体験

米Appleは16日(米国時間)、空間コンピューティング対応のヘッドマウントディスプレイ「Apple Vision Pro」の新たなエンターテインメント体験について発表。150本以上の3D映画体験などが可能になる。

Apple Vision Proでは、iPhone、iPad、Mac、Apple TVなどと連携して、テレビ番組を見たり、Apple Musicを聞く、Apple Arcadeのゲームをプレイするといったエンタメ体験に対応。また、トラベルモードを使って、飛行機での使用時にビジュアルを安定させることができるなど、様々なエンターテインメントに対応する。リモコンも不要で、ユーザーは、目、手、声などで操作を行なえる。

Apple TVアプリでは「Cinema Environment」を搭載し、Vision Proを「パーソナルシアター」として活用できる。シアターのフロアやバルコニー、最前列、中央列など好きな席でのシアター体験に対応する。

ストリーミングは、Apple TV+のほか、Disney+、ESPN、NBA、MLB、PGA Tour、Max、Discovery+、Amazon Prime Video、Paramount+、Crunchyroll、Red Bull TV、IMAX、TikTokなどに対応。また、Safariやその他のブラウザによるオンラインビデオ視聴にも対応する。

150本以上の3D映画に対応。Apple TVアプリでレンタル/購入している3D映画は、追加料金なしでApple Vision Proからアクセスできる。また、Disney+などで、発売と同時に最新作や人気作の3DバージョンをVision Proで提供。「アバター ウェイ・オブ・ウォーター」や「DUNE」、「スパイダーマン:スパイダーバース」、「ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー」などの映画が提供され、2Dと3Dの両方の映画を、空間オーディオ環境で体験可能にする。

DUNEなど3D映画に対応

AppleとFairview Portalsが開発した無料アプリ「Encounter Dinosaurs」もVision Proに同梱。恐竜が地球を闊歩していた6,600万年以上前の白亜紀を体験できるという。また100万以上のアプリ、250以上のApple Arcadeゲーム、visionOSにあわせて作られた新たな空間体験などによるエンターテインメント体験を可能とする。

Apple Vision Proは、2月2日から米国で発売し、1月19日から米国で予約を受付開始する。価格は3,499ドルから。米国以外では「'24年後半に多くの国で発売予定」としている。