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Gmail、迷惑メール対策強化 大量送信者に「ワンクリック解除」義務

GoogleはGmailにおける迷惑メール・スパム対策として、大量送信者への新しいポリシーの利用を2月までに義務付ける。メールの認証設定や、配信停止を容易にすることなどを必須にする。

大量送信者とは、Gmailアドレスに1日に5,000通を超えるメッセージを送信する送信者のこと。

Googleでは、2023年から、Gmailアドレスに送信されるメールに認証を義務付けたことで、Gmailユーザーが受信する未認証メール数が75%減少。受信トレイが整理され、悪意あるメールをより高い精度でブロックできるようになった。

さらに、2月から個人向け Gmail(gmail.com、googlemail.com)において、送信側への対策を強化。大量のメールを送信するユーザーに対し、手順に従ったメール認証を義務付ける。具体的な条件は、「ドメインにSPFおよびDKIMメール認証を設定」、「メールの送信にTLS接続を使用」、「GmailのFrom: ヘッダーのなりすましはしない」、「送信ドメインにDMARCメール認証を設定」などで、ヘルプページで説明している

また、メールマガジンなどの「配信停止」を簡単に行なえるようにする。大量送信者向けに、Gmailの受信者がワンクリックで商用メールの配信を解除できる機能を提供し、配信停止リクエストを2日以内に処理することを義務付ける。

また今後、受信者が望まないメールを減らせるよう、送信者が守るべき明確なスパム率のしきい値を適用。迷惑メールの削減を図る。

こうした迷惑メール削減の取り組みは、Yahooなど他社とも連携し、業界標準として推進していく。