ヤマト、4月から大型の宅急便を値上げ

ヤマト運輸は、2024年4月1日から宅急便の届出運賃・料金を値上げする。大型の180サイズ、200サイズの宅急便のほか、クール宅急便の付加料金が改定される。一例として関東から中国・四国への180サイズの宅急便は220円プラスの4,090円、200サイズは660円プラスの5,190円となる。

宅急便は対象は180サイズ、200サイズのみが値上げの対象。一般的な宅急便コンパクトや60～160サイズまでの宅急便については価格改定は行なわない。

また、通常の宅急便とはオペレーションが異なる「クール宅急便」の付加料金を値上げし、ゴルフ宅急便の規格を変更。全体の改定率は約2%となる。

クール宅急便については付加料金を値上げ。60サイズが55円プラスの275円、80サイズが110円値上げの330円、100サイズが110円値上げの440円、120サイズが55円値上げの715円。

ゴルフのキャディバッグは、従来宅急便140サイズを適用していたが、宅急便サイズでの査定を廃止。キャディバッグ規格へ変更する。関東→関東向け(現金決済)での例では、320円値上げの2,510円となる。

同社では毎年度価格改定を行なう方針で、2023年度は宅急便のほぼ全てのサイズで値上げした。24年度は大型サイズに限定し、個人利用者への影響を抑える。値上げの理由は、外部コストの上昇によるもの。

法人については、これまでの改定状況を踏まえながら、契約内容の適正化に向け協議する。