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X、個人間送金に対応へ 「全部入りアプリ」目指す

X(旧Twitter)は9日(米国時間)、2024年に個人間送金(peer-to-peer payments)に対応すると発表した。「ユーザーの利便性を向上し、新たなコマースの機会を開放する」としている。送金などの金融サービスは、各国で法規制なども異なるなど多くのハードルがあるが、提供地域や詳細は明らかにしていない。

個人間送金対応は、9日に公開した2023年の振り返りと、2024年の展望についてのブログ投稿で発表した。「Xは、単なるアプリではなく、すべての人のために、体験をシームレスに1つのインターフェイスに統合する全部入りアプリ(everything app)になりつつある」としている。

2023年にはXにおけるビデオ対応を強化し、長編動画アップロードに対応。音声通話やビデオ通話などの新機能のほか、求人サービスの「X Hiring」(日本未展開)も発表。6カ月で75万件の求人がXで公開されているという。また、AIアシスタント「Grok」なども展開した。今後AIを通じたユーザー体験と広告体験の向上とともに、個人間送金にも取り組むとしている。