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JR京都駅に新橋上駅舎・自由通路整備

設備概要

JR西日本と京都市は、京都駅の南北自由通路の西側に、新橋上駅舎(新改札口・コンコース)、自由通路を一体的に整備すると発表した。日本郵便および京都駅ビル開発が計画している共同開発ビルへの接続についても協議を進める。2031年度供用開始予定。

西エリアへの玄関口・動線の一体整備による、京都駅の安全性・利便性・快適性の向上を目的とした取り組み。京都駅は多くの市民やビジネス客、観光客に利用されていると同時に、京都市立芸術大学の京都駅東部への移転など、駅周辺でまちの活性化の取り組みが進んでいることから、京都市最大の交通結節点としての機能強化を目指す。また、時期や時間帯によって発生している駅構内や南北自由通路での混雑の緩和も見込む。

新橋上駅舎整備では、嵯峨野線ホーム、JR京都線各ホーム、琵琶湖・湖西線ホームにエスカレーターとエレベーターを設置するほか、4通路の自動改札を設置する。新たに整備する自由通路の幅員は約6m。

事業費は約195億円。国がまとめた「オーバーツーリズムの未然防止・抑制に向けた対策パッケージ」に、京都市の要望に応じて「鉄道駅改良への支援」、「交通結節点の整備等によるまちづくりへの支援」が盛り込まれていることを受け、国から最大限の支援を受けられるよう補助を申請する。京都市も事業費を負担予定。