ニュース

日立、「片側空け」を抑止する新エスカレーター

日立製作所、日立ビルシステムは、「エスカレーターの片側空け」を抑止する新機能を搭載したエスカレーターを開発し、Osaka Metro北港テクノポート線の夢洲駅に設置する。同駅は大阪・関西万博の最寄り駅で、2024年度に開業予定。

新たに開発されたエスカレーターは、LEDを活用して、二列利用への誘導と安全面の注意喚起を行なうというもの。安全な利用の実現と、輸送効率の向上を図る。

新機能として搭載されるのは、立ち位置を明示する「乗り込み口LED誘導照明」、段差を強調して歩かずに立ち止まることを促す「ライザーLED照明」、ステップの移動に合わせて光り、立ち止まることを促す「スカートガードLED照明」の3点。

また、従来から有償オプション仕様として提供しているカバープレート埋め込みLED誘導表示器と、乗り降り位置を知らせるコムシグナルを組み合わせることで、二列利用への誘導と安全面の注意喚起を行ない、「片側空け」での利用と歩行を抑止する。

夢洲駅は、改札内エリアに3台が並列で設置される予定。万博の開催期間中は多くの利用が見込まれることから、安全利用と輸送効率の向上に向けて開発された。