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名古屋・神宮前駅に観光商業施設「あつたnagAya」 木造平屋に15店舗

地上西側より

名古屋鉄道は、神宮前駅(名古屋市熱田区)西街区にて開発中の商業施設の名称を「あつたnagAya(あつたながや)」に決定した。2024年9月に開業する。

熱田神宮の玄関口である神宮前駅西街区で展開する、観光客などの来街者をターゲットとする商業施設。3棟の木造平屋建ての建物に、地域に根差した店や地域食材を使った店、地元の文化を感じられる店など約15区画の店舗と、ワゴンやキッチンカー等を誘致する。

地上北側より

神宮前駅西街区の開発では「おとなの行きたいまち」、あつたnagAyaでは「地域で継がれる魅力を嗜み、再発見できる場所」を目指す。

名称は所在地である「熱田」を、ひらがな表記にすることで読みやすさと日本らしさを表現。平屋の木造建物に小さな区画が立ち並ぶ形状や、長い屋根の外観といった特徴を持ち、近隣とのつながりを大切にする施設を目指していることから、「長屋」を名称に使用している。また、名古屋弁の特徴的な語尾「がや」を末尾に付けることで名古屋らしさを表現している。

ロゴは、大文字「A」の部分で特徴的な屋根形状を表現。加えて、「A」の中心部分を「o」とも見える形にすることで、「名古屋(nagoya)」の施設であることをアピールしている。

施設の木材は愛知県産スギ・ヒノキ材を多く利用。木材利用の意義や木材の優れた特性をPRする木造施設を支援する愛知県補助事業「2023年度木の香る都市づくり事業」に採択された。デザインは、建物の木部分の多くを見せる形を採用している。

所在地は愛知県名古屋市熱田区神宮三丁目608他。敷地面積約7,000m2、延床面積約1,100m2。9月に着工し、1期開業として2024年9月に2棟、2期開業として同年12月に1棟がオープンする。立体駐車場が隣接するが施設開発の対象外。