ニュース

都電荒川線、「デジタル乗車券」発売 1日乗り放題400円

東京都交通局は、都営交通初となる「東京さくらトラム(都電荒川線)デジタル乗車券」を12月15日に発売する。乗車券名称は「都電一日乗車券」で、価格は大人400円、小児200円。先着1,000名まで半額となる割引キャンペーンも実施する。

東京都のスタートアップ支援事業「キングサーモンプロジェクト(King Salmon Project)」において、スタートアップ企業のRYDEと共同で取り組む実証実験。都電一日乗車券をスマホアプリを通じて、乗車前にキャッシュレスで購入できる。一度に最大8枚まで購入可能。

発売方法は、RYDEが提供するモビリティプラットフォームアプリ「RYDE PASS」を利用。決済方法はクレジットカード、Google Pay、Apple Payに対応する。

発売期間および利用期間は12月15日から'24年3月10日まで。有効期間は購入日から28日間で、使用を開始した当日限り有効。有効区間は東京さくらトラム(都電荒川線)内。購入済、未使用に限り払い戻しにも対応する。

先着1,000名限定で、通常の半額(大人200円、小児100円)となるキャンペーンを実施。クーポンコード「skr2312pr」をデジタル乗車券購入時に入力することで適用される。駅掲出・車内中吊りポスター、交通局公式SNS(X、Instagram、Facebook)、東京さくらトラム沿線マガジン「さくらたび。」等でも割引クーポンコードを案内しているが、媒体によりクーポンコードが異なる。割引価格での購入は1人1回限り。

デジタル乗車券購入者には、沿線の飲食店等で利用できるデジタルクーポンを提供する。対象店舗はシフォンケーキ専門店「La Maison du ange」(最寄りの停留場:熊野前)、ビール醸造所併設店舗「Smoke Beer Factory 大塚店」(最寄りの停留場:大塚駅前)。対象店舗および施設は今後拡大予定。

RYDE PASSは、実証実験で得られた定量・定性結果を元にアップデートを行ない、利便性向上を図る。また、現状の日・英での対応に加え、年度内には繁体・簡体・韓国の対応も行ない、インバウンド利用への対応拡充を進める。